・ 金谷港から見えた、小笠原諸島へ向けて航行していく定期船「おがさわら丸」・
東京湾フェリー公式ユーチューブ・二輪車の乗船 ←お良しと自転車の目線も同じです
2022年5月6日、ゴールデンウィーク内の平日を利用して、日ごろの 家族の男どもの勝手な考えと振る舞いに振り回されているストレスで 頭に血がのぼって、一気に海でカクゼツされた異国の地へ行っちゃったお良し!
( なぜ、オトコというものは自分勝手、というか自分の考えをを決して曲げないんだろうか いつも損しているのは女性の方じゃないかーー 曲がることも覚えてよ、まったく )
ま、楽しい楽しいでサイクリングをしているばかりではない ということですな 逃げてばかりのお良しでございます。いいんです! こうでもしなくちゃ、やってらんないですよー
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すみません 話は脱線しましたが、お船はぜったいに脱線せずに 安全航行で行き来してきました
午前中はフェリー乗り場から5km弱離れた所にある「漁師料理かなや」という温泉入浴・足湯・お食事・お土産・磯遊び などなど、なんでも楽しく過ごせる場所へ行ったお良し。
お昼ごはんを「東京湾フェリー」の金谷側のターミナルにある「金谷フェリー 波留菜亭」というレストランで食べようと自転車で戻ってきました。
ウキウキ気分で自転車を停めていたら、1台の軽自動車が駐車場に入ってきました。
20代前半とおぼしき若いオニイサンばかりが数人乗っています。
車から降りてきたお一人が 「あれ? やってるのかな?」
入口のドアに手をかけて・・・ドシッ ドシッ 鍵がかかって開かない音
オニイサン 「え!? やべっ! やってないよ~」
ほかのオニイサン 「ショックゥ~」
一連の様子を見ていたお良し、乗船券売り場の方から中へ入って、建物の中からのレストラン入口に回って確認してみたら
オーマイガー! そこで見たものは、お腹が空いて ヘロヘロぎみのお良しにとって地獄の黙示録
立て看板に張り紙 本日の営業は終了しました
えー まだ12時になったばっかりなのに、なんで なんで~
でもでも仕方がない、悲しみと すきっ腹で力が入らない手で 自転車にガッチリかけたカギを外し、ふたたび放浪の旅にヨロヨロと走りだしました・・・・・・・・・
さぁて、どこでご飯を食べたらいいかなぁ?
いろいろ考えを巡らせつつJR金谷駅方面の、昔ながらの町の中へ入っていきました。
金谷港内の他のレストランは洋食だから気が乗らない
金谷港内の他の地場産食堂は行列している
ファミレスの「ガスト」でも悪くないけど、房総へ来なくったって食べられるごはんです
JR金谷駅前の食堂は、この日はテイクアウトのみの営業ですっていう張り紙が、またもやお良しを遠ざける
やっぱり 安定の地元のスーパー「太田屋」さんでお弁当かパンでも買って そのへんで食べよう!ということにしました
勝手知ったるいつもの場所、金谷川にかかる富士見橋のたもとで、購入した 山崎製パンの焼きそばパンと栗入りあんぱんを食べようとしていたら・・・
向かいにある「鋸山観光案内所」さんの前から呼び声が聞こえてきたのです
上品な感じの女性 「そこはあんまりきれいじゃないから、こっちへ来て食べれば(*^-^*)」
いやいや、流行り病蔓延中なことだし、建物の近くでなんてご迷惑ご迷惑~ と考えていたので、とっても驚いてしまいました!
聞けばこの観光案内所の職員さんは御年80歳になられたばかりで、なんと横須賀にも長くお住まいだったとのこと。横須賀の話で盛り上がれるぐらいに通じて ビックリ嬉しい出会いとなりました
職員さんはマスク姿、お互いに距離をとっての談笑でしたが、お良しの方は やめられない止まらない勢いで昼食のパンをパクパクもぐもぐやりながら いろーんなお話を聞いていました(;^ω^)
昨日までの連休中はものすごく混雑してたのよ! 車はアクアラインの方から渋滞してたみたいだし、フェリーにも乗り切れなったみたいだし、もう 本当にすごい人出だった! フェリー乗り場のレストランが休業してたのは、市場もお休みだから食材が無くなっちゃったのよ! ですってー
・・・と、しゃべっているうちに、この観光案内所から「ごちそうさまでした~、美味しかったです~」と言いながら家族連れが出てきました。
「ごちそうさまでした」って何よ と不思議に思ったお良しが職員さんに尋ねると、、、。
職員さん 「ここ、ピザ屋さんです。ゴンゾウさん」
えーっ、そうなんですかぁ?!
なんで観光案内所がピザ屋さんなんだってば
もう十年以上前からあるのだそうです。ぜんぜん気がつかなかったお良し、今までどこを見て歩いていたんだか
観光案内所の面積は縮小して、九州から来られた旦那さまと 千葉県人の奥様とでお店を経営していらっしゃると 職員さんはおっしゃっていました
タッチの差でパンを食べてしまったので今回は食事ができなかったのですが、フェリー乗り場のレストランがお休みで この隣の太田屋さんでパンを買って ここで食べていたために 出合えた偶然だったワケです(=^・^=)
前月に鋸山に登って「房州石」の博物館を見たので 気がついた、この石窯の石!
女主人さんに伺ったら、やはり「房州石」で造ったのだそうです、それも ご主人様のお手製!!! スゴ~イですね!
実際のピザは、こちらと もう一つの釜で焼いているとのことです。
Pizza GONZO 公式ホームページ
金谷にはまた来るつもりでしたが、いつ何が起こるかわからないので 今日のこの縁を大事にして1枚テイクアウトしました♡
「自転車のハンドルにぶら下げて遠くまで走って持って帰るのですが・・・」と言うと、どなたにもそうしているそうですが、平らに持てる袋に入れてくださいました。
さらに!「途中で食べたくなったら、フェリーの中ででも食べられるように切っておきましたので ぜひ食べてください」ということで
マルゲリータピザ♡ ありがたくも6等分に切り分けておいてくださったのです
熱いうちにいただきたくなって、帰りのフェリーに乗り込む前に 桟橋付近で店を広げて1切れ食べてしまった食いしん坊お良しでしたよ~ ← 食べ過ぎ
だって、食事を終えて出てきた家族連れのご主人様が開店当初からのご常連ということで
「美味しいので 毎月東京から車で食べに来ているんですよ。月が替わると その月の新しいピザが出たりするので、メールで連絡をもらったり 自分で電話して聞いたりして、じゃあ行くよ♡ って言ってね、来るんですよ(*'▽')」
なぁーんて 魅力的なお話を聞かせてくださったもんだから、食べてみたくなりました。
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大事なピザを持ったものですから、 もうあちこちを走らずにフェリーターミナルに戻ってきました。
ここから見る 鋸山の山肌は、新緑の芽生えがポコポコ目立って とってもきれいな眺めでした。
約1カ月前に来た時は、あの辺りは 桜が咲いて 薄いピンク色でポコポコしていたのですけどねぇ。
季節の移ろいは早いですね~~~
帰りの便「かなや丸」の展望デッキからの鋸山
あそこにだけ見えていた鮮やかな色は「ツツジ」かしら???
すごい急斜面に見えるけれど(;^ω^)、あそこへは行けるのかしら???
右の方に石切り場跡が見えています。
そういえば、「漁師料理かなや」の近くを流れる小さな川のほとりには 大きな「カラー」がこんなにたくさん咲いていました。
あ、そうそう。 フェリーの中にも ターミナル内の洗面所にも、いつもたいていきれいなお花などが飾ってあるのです。
この時は こんなに綺麗な絵( 写真 ?)のジグソーパズルの完成品が置いてありましたよ~(^^♪
南房総は一年を通して「花の半島」( 公式キャッチフレーズで「はなのくに」って読ませていますね )ですもんね~((*^-^*)
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かくして、5月の旅は終わりを迎えようとしていました。。。
出航してまもなく、進行方向の右手に 午前中に行ってきた「漁師料理かなや」が見えてくるのです。
あのようなロケーションでした。
左奥の遠くの陸地に、「東京湾観音」が立っていらっしゃるのが見えています。
帰りのサンシャイン号のピットイン先は、嬉しいことに2017年8月以来の 上層階でした~
ここですと、乗るときはスロープを上がっていく必要はありますが、 船から下りる時のスロープすいすい駆け下りは爽快そのものなのです ( もちろん ゆっくりと )
午後の便だと、ゴルフ帰りのお客さんもご一緒(^^♪
ゴルフバッグの置き場所もバッチリ完備(*^^)v
今回の南房総行きも ちょいと曇り空でした
青い空、青い海、白いカモメ というのが早く見たいです。
久里浜港はお仕事の船が着いていることが多いのです。
重たいものを上げ下ろししているので、船体が傾いていますよ! いつもごくろうさまです。
ん??? 黄色い船は、この場所ではなくて「平作川( ひらさくがわ )」を本拠地にしている釣り船の「巳之吉丸( みのきちまる )」さんの一隻ですね。
何か会話しているみたいな二隻ですネ(笑)
無事に着岸しました
前述したように、ひさしぶりに上層階からのスイスイ下船で楽しく東京湾フェリーを後にしたお良しは、ちょっとだけ久里浜の街に寄り道してから 我が家へと帰りました。
久里浜から北下浦地区へとつづく「尻こすり坂」の上りの途中で、疲れもあってか マスクが苦しくなっちゃって 熱中症に近い状態に陥り しばらく休憩しました(◎_◎;)
眠気も襲ってきてちょっとだけでも横になって眠りたくなりました。
まだ家まで何キロもあるなぁ! 帰れるかなぁ???と、心配になりましたよ~(◎_◎;)
しかし、フェリーの中でもピザを食べてエネルギーを補充していたのがじわじわと効いてきて、下り坂で涼風を浴びたら体調が快復! なんとか家に帰り着けました
はぁー、今回は 行きはよいよい 帰りは辛いでした。ちょっと調子に乗り過ぎました、反省です。
これから暑い季節になるので、自分の歳を考えて ますます気をつけなければ!と身に染みました
東京湾フェリーのみなさま、金谷のみなさま、今回もお世話になりました、ありがとうございました
やっぱり船旅の景色には 澄んだピアノの音が似合う気がします
坂東慧( ばんどうさとし ) 「Happy Life」