<後編> では、踊り会場で出会った人々の“人間観察”を書いてみようと思います。
こういう場所に来る人は、やはり郡上踊りが好きな人、人が集まる雰囲気が好きな人、なんとなくこういう所に身を置くと楽しくて かつ、落ち着けると感じている人、などだと思われます。
お良しが休憩していると、まわりにいる“踊りの輪に入っていない人”達の会話が耳に入ってきたりします。
★ 小学生の女の子 一人を連れたご夫婦 ★
父 「おまえが踊らないと、お母さんも踊らないよ。もう帰ろうか」
子 「っえぇ・・、やだ」 (恥ずかしくて もじもじしている)
父 「あっちで地酒なんかも売ってるよ 」
お母さんは一人でなにかひたすら食べている。「さあ どーする どーする 」という雰囲気の三人。
★ だんだん乗ってきた 仏頂面のカメラおじさん ★
お一人で来ているふうの 50代オジサマ。曲の途中からだんだんと足先だけが ピコピコ動き始める。そのうち膝から下が クネクネ。次に腰が参加。手首がひらひらし始めると あとは早い。「その重そうなカメラバッグ、手荷物預かり所に 置いてきた方がイイのに」 と思うくらい、楽しそうに輪に入っていきました
お良しが踊り会場を後に帰るとき、輪の外には 踊っている人達と同じくらいの大勢の人が、「見ているだけ」の状態で立っていました。もう、驚いちゃった!!もったいない 確かに恥ずかしいのが人情です。お良しも最初はそうだった、しかし、
人間、やっぱり 恥ずかしがっているばかりではイケマセンね。こういう場所では、誰もマジマジ見ていないのだし、魂の開放 ですよ!思いきって飛び込むべし!
★ 郡上から参加している 粋なだんなさん ★
「踊らないの?」 と、輪の中から笑顔で優しく声をかけていた。この方に声をかけられ、踊りを教わった人はみんな楽しそうでした。
なんといっても素晴らしかったのは、踊りの振り付けを説明するとき、
「ハイ、月を見るんですよ。ハイ 左で、つぎ右で月を見てるんですよ」
と、振りの意味を言ってくれるところ。
これにひきかえ、「左、右、うしろに下がって左、今度 右ひだり を早く。」とか言われても、足がついていかないんですよ!
ここ、非常に大事です みなさん試しに、PCから一旦 立ち上がって、左手を頭の上にかざして月を見る振りを、踊り風にやってみてください。
ハイ、どうぞ!
どうですか?今、自然に 左足も一緒に前に ちょこんと出ませんでしたか?出たでしょう? あなたは正しいニッポン人です
そうなんですよ~ 足つきは、覚えるというよりは 自然についてくるものなんですねぇ・・・、するとおのずと格好もキマル。今回それがよくわかりましたよ。今年の郡上おどり、お良しの一大おべんきょう でした やっぱり、プロの教え方は無駄が無い。 これは『太鼓の講習』の記事にも書きましたね。
記念てぬぐい(右側が今年のもの)
てぬぐいの下の辺りに付いている、緑色の紙が “お楽しみ抽選券の一片”です。番号が書いてあって、私のは5146。 5136番が当選だった、くやしい。 ブルーのグラデーションがきれいなてぬぐいです。
青山・六本木という土地柄、外国の方も多く、カップルの他、焼き鳥などをほうばって楽しんでいる親子連れの方もいらっしゃいました。
銀ラメのサンダル・鎖ジャラジャラ 濃い化粧の 若いロッポンギGAL達も、
っほ っほ っほ っほ 、ちょいなーー チョイナッ はっ!
などと、声をそろえて唄ってくれたりして、もう辺りは俄然、ヒートアップー なんであなた達みたいな娘がこんなとこにいるのー!? でも、うれしー
Tシャツによれよれジーパン、肩がけBAG姿の大学生ふうな男の子なんかも、一人で来て、上手な人を見本にして踊っていました。
こういう風景を見ると、お良しはなんだかすごく感動して、涙で目がうるうるしてきちゃって 、なんでだろ~?? あぁ なんだかとっても幸せ~
関心のある方は、ぜひぜひ 来年6月!おでかけしてみましょう!(強引) 天然アユの塩焼きも食べましょう
本場 岐阜県郡上市での 郡上おどりは、7月14日から始まりまーす!
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