友人が教えてくれた。今日6/24は五月雨忌。そう,歌手,村下孝蔵さんの命日。
[Wikipedia Link:村下孝蔵]
村下孝蔵 初恋
「『初恋』は村下がバラードとして作ったものを編曲家の水谷公生がテンポを上げてポップ系に編曲し,村下がそれを受け入れたことで完成をみた楽曲」なんだそうだ。このメロディの魅力はもちろんだが,それ以上に多くの人の心を打つのはやはり歌詞であり,この歌詞が織りなす世界だろう。繊細で臆病な青春時代の心が見事に表現されている。
今,こんな曲は流行ったりするのだろうか。若者の心に響いたりするのだろうか。この曲の中に現れる若者の様子にはあまりお目にかかれないようにも感じる。「あまり」と使ったのは,もちろんそうでない人に逢えることもあるからだが,時代が変わったのか,それとも私が気づけない歳になってしまったのか・・・。
そうだねぇ。今だったら,「放課後の校庭を走る君がいた。遠くで僕はいつでも君を探してた」なんて,「キモッ!」と避けられるか,「ストーカーじゃないの!」って詰られるか,どちらかしかないような気がしないでもない・・・。
1992年発売のシングル『ロマンスカー』は「これが売れなきゃおかしい」という思いで制作し,完成時に村下が「やっと納得する作品が出来た!」と語ったのだが,結局この渾身の作品は売れなかった。プロデューサーとして村下の全作品を手がけた須藤はその時,「時代が違ってきたんだ」と感じたという。この時期の村下が試行錯誤の末,「時代は追いかけるものではなく,巡りくるもの。向こうからやってくるのよ」という境地に至ったのは,一つの真実なのかもしれない。
さあ,今日は緑色の五月雨か,それともあんず色の夕映えか。
[Wikipedia Link:村下孝蔵]
村下孝蔵 初恋
「『初恋』は村下がバラードとして作ったものを編曲家の水谷公生がテンポを上げてポップ系に編曲し,村下がそれを受け入れたことで完成をみた楽曲」なんだそうだ。このメロディの魅力はもちろんだが,それ以上に多くの人の心を打つのはやはり歌詞であり,この歌詞が織りなす世界だろう。繊細で臆病な青春時代の心が見事に表現されている。
今,こんな曲は流行ったりするのだろうか。若者の心に響いたりするのだろうか。この曲の中に現れる若者の様子にはあまりお目にかかれないようにも感じる。「あまり」と使ったのは,もちろんそうでない人に逢えることもあるからだが,時代が変わったのか,それとも私が気づけない歳になってしまったのか・・・。
そうだねぇ。今だったら,「放課後の校庭を走る君がいた。遠くで僕はいつでも君を探してた」なんて,「キモッ!」と避けられるか,「ストーカーじゃないの!」って詰られるか,どちらかしかないような気がしないでもない・・・。
1992年発売のシングル『ロマンスカー』は「これが売れなきゃおかしい」という思いで制作し,完成時に村下が「やっと納得する作品が出来た!」と語ったのだが,結局この渾身の作品は売れなかった。プロデューサーとして村下の全作品を手がけた須藤はその時,「時代が違ってきたんだ」と感じたという。この時期の村下が試行錯誤の末,「時代は追いかけるものではなく,巡りくるもの。向こうからやってくるのよ」という境地に至ったのは,一つの真実なのかもしれない。
さあ,今日は緑色の五月雨か,それともあんず色の夕映えか。