教育実習入門は1年生の前期,つまり大学の教育学部生に成り立てのこの時期に行う教育実習だ。
二つの附属(今年は附属中・高等学校,附属三原中学校)で附属学校教官の授業を観察する。それは,これまでの授業が生徒としての立場,つまり授業を受ける立場であったものを,教師の立場,つまり授業を実施する立場で観察するということ。そう,生徒から教師への視点の転換を促す初めての教育実習なのだ。
1年生のこの時期に教師としての視点を少しでも獲得できれば,それはこれからの学びに大きく資する。何より態度面での効果は大きいだろう。
授業後の協議会では先生からの授業説明が行われたあと,観察をした1年生が一人ひとり質問をした。12名全員が質問をすることができたので,一つの目標は達成。はっきりとした声で適度に大きく発話することの大切さも指摘されていい学びになったと思う。受講者はこれからの課題にしてくれるだろう。期待している。