現在も世界中で年間約5万5千人が死亡するウイルス性の人獣共通感染症「狂犬病」がアジアで拡大しているそうだ。
[リンク:致死率ほぼ100%の「狂犬病」が日本に迫っている]
1957年を最後に日本では狂犬病の感染報告がないというが,アジアの周辺諸国での未発生地域は今やシンガポールと日本だけになってしまっており,いつどの時点で国境を越えて感染が広がるかはわからない。
十数年前には大学構内で野犬から襲われる被害が相次いだ。主にその対象は女子学生だったが,野犬から見ると襲いやすい弱点が見えるのだろう。その時には野犬が集団で女子学生を取り囲み,逃げるタイミングで後ろからかみつくという事件が多かった。
私自身も,やはり野犬集団に囲まれ後ろからふくらはぎをかみつかれた女子学生を市内の病院に連れて行った経験がある。狂犬病を心配して医師に尋ねたところ「狂犬病は日本では長いこと発生していないので心配は全くいらない」と答えたが,現在は違う認識が求められそうだ。
今,構内で野犬を見ることはないように思う。しかしもし野犬に取り囲まれたときには,決して目をそらしたり背中を向けて逃げたりしてはならないと聞く。怖くても野犬から目をそらさず,刺激することなくそのまま後ずさりして安全なところに移動するのが鉄則だ。もちろん,その後は大学当局なり,役所なりに連絡をして,駆除等適切な対応を求めることが必要だ。
[リンク:致死率ほぼ100%の「狂犬病」が日本に迫っている]
1957年を最後に日本では狂犬病の感染報告がないというが,アジアの周辺諸国での未発生地域は今やシンガポールと日本だけになってしまっており,いつどの時点で国境を越えて感染が広がるかはわからない。
十数年前には大学構内で野犬から襲われる被害が相次いだ。主にその対象は女子学生だったが,野犬から見ると襲いやすい弱点が見えるのだろう。その時には野犬が集団で女子学生を取り囲み,逃げるタイミングで後ろからかみつくという事件が多かった。
私自身も,やはり野犬集団に囲まれ後ろからふくらはぎをかみつかれた女子学生を市内の病院に連れて行った経験がある。狂犬病を心配して医師に尋ねたところ「狂犬病は日本では長いこと発生していないので心配は全くいらない」と答えたが,現在は違う認識が求められそうだ。
今,構内で野犬を見ることはないように思う。しかしもし野犬に取り囲まれたときには,決して目をそらしたり背中を向けて逃げたりしてはならないと聞く。怖くても野犬から目をそらさず,刺激することなくそのまま後ずさりして安全なところに移動するのが鉄則だ。もちろん,その後は大学当局なり,役所なりに連絡をして,駆除等適切な対応を求めることが必要だ。