播州、姫路の浜手育ち ♪日々の出来事をつぶやいています

まあブログですから、覚え書きみたいなもの

ばあさんは見た!

2009年12月27日 | よしなしごと・日々のつぶやき

 

 メアリーも私も1週間前から気配を感じていた

 ふと 背後によぎる黒い影。

 なんなんの? いま感じたよね黒い影。

 そして何かがわかっても とても手におえないと感じ

 黙って放置していた。

 我慢すればいずれはその黒い影は消えてくれるだろう。

 しかしその黒い影は居座り巨大化するかもしれない

 とても怖い・・・。

 

 そして昨日、

 「あんたに言っても仕方ないけど・・」とつぶやきながら

 レッスン中のドアを少し開けるばあさん。

 右手にどうしたものか、ハエたたきをもち

 左手でドアを開け、片目だけで私に訴えるばあさんは

 先日のよぎる黒い影より怖く見えた。

 

 この雰囲気に私はすこしレッスンを中断し

 ばあさんのいるところにそっと行った。縁側である。

 あそこにいるんだよ。と指差すばあさん。

 私はばあさんの指差す方向をみて

 あそこに黒い影の正体がいるんだなと察知した。

 

 ばあさんは指差した方向を凝視している。

 私は縁側の不用品を外に出すことに集中する。

 不用品はせっせと裏の物置に片付けられた。

 じいさんも手伝う。

 さてほぼ片付いたところで、縁側の戸、トイレへのドア、座敷への

 障子を全て閉じたことを確認し、

 右手に新聞紙を丸めたものを持つ。

 こんなので黒い影は撃退できるのか。

 それはわからない。 私は運動神経が鈍いほうである。動体視力も

 悪いと思う。

 

 最後のダンボール箱を排除した。

 そこに黒い影はなかった。

 「あっ そこじゃない! じいさんの後ろだ!」

 ばあさんは 耳の遠いじいさんが何を叫ばれたのかわからないまま

 立ち尽くしている後ろに回り込んで、

 来年80歳になるとは思えないほどのすばやさで

 右手に握り締めていた ハエたたきで一撃。

 

 さすがである。

 一撃で気絶したのは

 大人の親指ほどの

 かわいそうだが仕方ない。

 そのあとばあさんがとどめをさして

 私が包んでゴミに出した。

 

 そうなると思っていた。

 私が右手に丸めた新聞は、あくまでも

 ばあさんの手前、退治する格好だけのもので

 ばあさんがし止めると信じていた。

 だって最前線で踏ん張っていたのはばあさんだったもの。

 

 そのあと掃除機をかけて吹き掃除。

 30日には縁側で餅つきをする。

 ねずみのおかげで片付きました。

 

 レッスン中断は5分ほどの

 捕り物劇でした。

 ばあさん バンザイ!

 

 

 

 

コメント
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