本日、新国立劇場シーズンオープニングを聴きに行った。ピアノ関連では無いが、注目度が高いと思われるので、演奏会批評する。
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となった 新国立劇場シーズンオープニングである。
ほぼ満席となった新国立劇場だが、「肥えた聴衆の耳&目」は決して甘くなかった。ノヴォラツスキオペラ部門芸術監督 の最終シーズンは、前3シーズン並みに「聴衆から嫌われる」船出になったと感じる。 歌手は ソリストも合唱団も、良かっただけに私高本としては、残念。
う~ん、ノヴォラツスキーの「目指したオペラ」は丸3年経過した後も「東京の成熟した聴衆」には受け入れられなかったことが明らかになった、と言う意味で非常に「意義ある公演」であった。
と言うことが骨格。 確かに「国際化」と言うのは、「固有地域に異存しないこと」を意味するので、ノヴォラツスキの言う「信念」は理解できる。
この1点に尽きる。
私高本はイタリア語はわからない。だから、「正確なイタリア語」かどうかの判断を下すことはできない。 だが、ミラノとかフィレンツェとかのオペラ団に比べて「しっくり来ないソリスト」が多い。
それよりも大問題なことが
である。 シーズンオープニングでも「はっきりブーイング優勢」であった。 「ヴェルディ : ドンカルロ」は、発泡スチロールみたいな空間の芸術か? 「ヴェルディ : ドンカルロ」は、「ハープソロ や フルートソロ になると 音響が3倍にするようにヴェルディが指示しているのか?」 について、ノヴォラツスキ芸術監督に問い糾したい。
と言うことである。 誰が、私たちの酷税をツッ込んで招聘したのか、どんな話をしたのか?、は知らないが、
は、小泉内閣だけに留まらず、次期内閣でも追求してほしい。
もう1回、純粋に「音楽」に立ち戻って批評する。
である。 私高本は1回聴けば、「もう充分、結構(← ノヴォラツスキ出身地 = ウィーン の J.シュトラウス「こうもり」の「オルロフスキ」の言葉)」である。
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2006年9月7日 新国立劇場シーズンオープニング「ヴェルディ:ドンカルロ」批評
- ソリスト陣と新国立劇場合唱団には、「ブラヴォー」が降り注いだが
- 指揮 : ゴメス=マルティネス は「ブーイング」圧倒的優勢
- 演出 : マレッリ も「ブーイング」圧倒的優勢
となった 新国立劇場シーズンオープニングである。
ほぼ満席となった新国立劇場だが、「肥えた聴衆の耳&目」は決して甘くなかった。ノヴォラツスキオペラ部門芸術監督 の最終シーズンは、前3シーズン並みに「聴衆から嫌われる」船出になったと感じる。 歌手は ソリストも合唱団も、良かっただけに私高本としては、残念。
う~ん、ノヴォラツスキーの「目指したオペラ」は丸3年経過した後も「東京の成熟した聴衆」には受け入れられなかったことが明らかになった、と言う意味で非常に「意義ある公演」であった。
- ウィーンを初めとする「ヨーロッパ先進諸国のオペラ」を『教えてやる』
- 「抽象化前衛演出」を『教えてやる』
- 「イタリアオペラにはイタリア人は起用しなくても、上演できるノウハウ」を『教えてやる』
と言うことが骨格。 確かに「国際化」と言うのは、「固有地域に異存しないこと」を意味するので、ノヴォラツスキの言う「信念」は理解できる。
問題は、オペラ公演の「出来」が悪いこと!
この1点に尽きる。
私高本はイタリア語はわからない。だから、「正確なイタリア語」かどうかの判断を下すことはできない。 だが、ミラノとかフィレンツェとかのオペラ団に比べて「しっくり来ないソリスト」が多い。
それよりも大問題なことが
- 「ゲンダイビジュツ」を基調とした演出 +
- マイク&スピーカ を濫用した音響
である。 シーズンオープニングでも「はっきりブーイング優勢」であった。 「ヴェルディ : ドンカルロ」は、発泡スチロールみたいな空間の芸術か? 「ヴェルディ : ドンカルロ」は、「ハープソロ や フルートソロ になると 音響が3倍にするようにヴェルディが指示しているのか?」 について、ノヴォラツスキ芸術監督に問い糾したい。
- 「ウィーン国立歌劇場で試行錯誤していること」は
- 「全てが正しいこと」と思い込むのは間違い
と言うことである。 誰が、私たちの酷税をツッ込んで招聘したのか、どんな話をしたのか?、は知らないが、
- ここまで聴衆をバカにして
- 聴衆に嫌われる人物を「芸術監督に 2期4年」も据えたのか?
は、小泉内閣だけに留まらず、次期内閣でも追求してほしい。
もう1回、純粋に「音楽」に立ち戻って批評する。
- 歌は「ソリスト陣 + 合唱」共に良い
- 音響は「マイク&スピーカ三昧」なので、上の階ほどヤバい(← 天井スピーカがうるさい!)
- 演出は「抽象演出でスカ」
である。 私高本は1回聴けば、「もう充分、結構(← ノヴォラツスキ出身地 = ウィーン の J.シュトラウス「こうもり」の「オルロフスキ」の言葉)」である。