真っ先に述べる必要なことがある。
シューマンのピアノ曲は素晴らしい! 特に「歌曲の年」の前までに作曲された作品の素晴らしさは、その中に「妻クララへの思い」が込められていようとも、「他の女性への思い」が込められていようとも、名作である。
・・・が、シューマンは 同じ年生まれの ショパン だけでなく、1才年下の リスト に比べてさえも、
である。
「作品1」を「アベッグ変奏曲」のような「自分の創作とは思われ難い主題」の変奏曲でデビューした作曲家は、シューマン以前には(名を為した作曲家では)皆無。 最小に言って(交響的練習曲作品13の主題だけでなく)「作品番号1桁時代」は、主題は「パクリまくり」であった。素人作曲家の無名作品だけでなく、シューベルトやパガニーニのメチャ有名作品もある。
私高本個人としては、「歌曲の年」までで、ほぼ全ての才能を吐き出してしまったと思える作曲家。但しその後の作品であっても、「ピアノ協奏曲イ短調 op.54」1作だけは、なぜか素晴らしい!
今年は「シューマン没後150年」である。川上敦子も佐伯周子も特に記念する演奏会はしないので、これまで取り上げて来なかった作曲家であるが、一流作曲家である。 なぜか「一流ピアニストの全曲録音」が存在しない。この辺りが、ショパンなどに比べて低い評価を得る原因なのだろうか?
シューマン は素晴らしい一流の作曲家だが、旋律の不足に生涯悩まされた「世界初の作曲家」である
シューマンのピアノ曲は素晴らしい! 特に「歌曲の年」の前までに作曲された作品の素晴らしさは、その中に「妻クララへの思い」が込められていようとも、「他の女性への思い」が込められていようとも、名作である。
・・・が、シューマンは 同じ年生まれの ショパン だけでなく、1才年下の リスト に比べてさえも、
旋律線 = メロディーライン が思い浮かび難かった作曲家
である。
「作品1」を「アベッグ変奏曲」のような「自分の創作とは思われ難い主題」の変奏曲でデビューした作曲家は、シューマン以前には(名を為した作曲家では)皆無。 最小に言って(交響的練習曲作品13の主題だけでなく)「作品番号1桁時代」は、主題は「パクリまくり」であった。素人作曲家の無名作品だけでなく、シューベルトやパガニーニのメチャ有名作品もある。
私高本個人としては、「歌曲の年」までで、ほぼ全ての才能を吐き出してしまったと思える作曲家。但しその後の作品であっても、「ピアノ協奏曲イ短調 op.54」1作だけは、なぜか素晴らしい!
今年は「シューマン没後150年」である。川上敦子も佐伯周子も特に記念する演奏会はしないので、これまで取り上げて来なかった作曲家であるが、一流作曲家である。 なぜか「一流ピアニストの全曲録音」が存在しない。この辺りが、ショパンなどに比べて低い評価を得る原因なのだろうか?