Piano Music Japan

シューベルトピアノ曲がメインのブログ(のはず)。ピアニスト=佐伯周子 演奏会の紹介や、数々のシューベルト他の演奏会紹介等

作曲家論 : シューマン第5回 (No.1384)

2006-09-28 19:50:03 | 作曲家・シューマン(1810-1856)
 シューマンの本領は「作品9~作品17」に表れている。内、作品10はスカなので、作品数にして わずか 8作品。 だが、この8作品の素晴らしさは、他の作曲家(もちろんバッハとかベートーヴェンとかシューベルトとかです、ハイ)に比肩する。
 本日号では、その初めの2作品の「最高録音」を紹介する。(シューマンファンであるならば)絶対に納得してもらえるCDである。 明日以降 「作品12~17」の名演CDを紹介する。期待してほしい。
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キーシン シューマン ピアノソナタ第1番&「謝肉祭」



2曲とも第1位 キーシン (RCA 09026 63885 2)





1,924円(税込)



  • 演奏   :☆☆☆☆☆
  • 資料価値:☆☆☆☆☆
  • 音質   :☆☆☆☆☆


2001年録音。 この2曲に関しては、私がこれからどんなに長生きしても「これ以上の演奏」を聴ける可能性は極めて低い(1%未満!)と思わせる名演である。 どちらも「スカな演奏」が横行する曲。ソナタ第1番 は、ポリーニ盤(DG)が以前は名演と思われていたが、キーシン盤が出た後では、存在価値は(歴史的以外には)薄い。
  • 作品9 = 「謝肉祭」
  • 作品11 = ピアノソナタ第1番嬰ヘ短調

である。 この2曲は、キーシン盤で是非是非聴いてほしい。
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