Piano Music Japan

シューベルトピアノ曲がメインのブログ(のはず)。ピアニスト=佐伯周子 演奏会の紹介や、数々のシューベルト他の演奏会紹介等

作曲家論 : シューマン第6回 (No.1386)

2006-10-01 20:25:08 | 作曲家・シューマン(1810-1856)
 お待たせしました。シューマン「作品12」のCD紹介号です。9月29日に落としたりして、予定よりも遅くなりました。CDは多く録音されているので、「選び甲斐」があったのですが、「廃盤」が多い曲でした。
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ブレンデル シューマン 「幻想小曲集」



同率第1位 ブレンデル (PHILIPS PHCP-10544)





1,529円(税込)



  • 演奏   :☆☆☆☆☆
  • 資料価値:☆☆☆☆☆
  • 音質   :☆☆☆☆☆


1980年8月録音。
 シューマン「幻想小曲集 作品12」は
  • ブレンデル
  • グルダ(2回目の録音 Philips)
  • シフラ

がどれも味があって良かったのだが、ブレンデルの国内盤のみが現役盤の様子。 う~ん、「簡単に廃盤になり易い曲」の1つのようだ(泣

 「謝肉祭」の路線をさらに突き進めた曲であり、「シューマンの最高傑作」かも知れない曲集である。
 ブレンデルの演奏は「丁寧にいつくしむように暖かく抱きかかえる演奏」である。この曲集にふさわしい解釈の1つと思う。録音は(アルゲリチ盤やアシュケナージ盤やコルトー盤を含め)私のこの曲の手持ちCDの中では、はっきり最高である。グルダ新盤や、シフラ盤も、音質はブレンデル盤に遙か及ばない!
コメント
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