東京オペラプロデュース公演[「エロディアード」以降に聴いた演奏会批評は全部存分に掲載する。但し、8月16日(木)に「佐伯周子 シューベルトピアノソロ曲完全全曲演奏会」があるので、それまでは「佐伯周子のシューベルト最優先」になる。ご意見があれば、最新記事のコメント欄に掲載下さい(ペコッ
読響定期演奏会に広上淳一が登場したのは、初めてのような気がする。私高本は猫頭なので、違っていたらコメント欄にて、ご指摘下さい。但し、「日生劇場オペラ」で高い評判を取った公演が2つあり、「後宮からの逃走」「オルフェオとエウリディーチェ」であった。私高本は猫頭で「読みきれなかった」ので両公演とも聴いていない><
信頼出来る先輩ヒョーロンカから「広上淳一 + 京都市交響楽団 の演奏は素晴らしい!!!」を散々聴かされていたので、「主催演奏会翌日なので、這って行く」になることがあらかじめ予想されたのだが、予想通り「這って行く」と相成った><
人間年は食いたくないモノである(瀑涙
まずは「休憩前」の2曲から。武満徹「トゥイル・バイ・トワイライト」は、1988年に「読響創立25周年記念」に武満徹に委嘱した曲。「武満徹節」満開の曲想が魅力。この手の「楽団委嘱作品再演」は、カンブルラン か 下野竜也 が振ると思っていた(猫頭の妄想かも!)だけに意外。
続くバルトーク「ヴィオラ協奏曲」補筆完成版演奏は、ソリスト = 清水直子 のソロが「図太いヴィオラ像」を見事に描いた演奏で、(プログラムノートの言葉を借りると)男性的。う~ん、これ「誉め言葉」になっているのだろうか?
広上淳一指揮も「バルトークらしいリズムの移ろい」を敏感に表現した名演。アンコールでは(極めて意表を突いて)読響ソロ・ヴィオラ = 鈴木康浩 を「2番ヴィオラ」にしての「バルトーク:2重奏曲から 第21番 & 38番」だった。清水直子の「発想の豊かさ」に唖然! 協奏曲直後は「ブラヴォーの嵐」だった。
・・・で、「広上淳一 + 読響:シェエラザード」である。何が素晴らしかったか? と問われれば、断言できる。
リムスキー=コルサコフ「シェエラザード」は、極めて「極彩色」の曲である。
多くの演奏では「極彩色のシェエラザード」が聴こえて来る(聴かされる?)。だが、広上淳一 + 読響 は全く違った。(後編へ続く)
素晴らしかった「広上淳一 + 読響:シェエラザード」!
読響定期演奏会に広上淳一が登場したのは、初めてのような気がする。私高本は猫頭なので、違っていたらコメント欄にて、ご指摘下さい。但し、「日生劇場オペラ」で高い評判を取った公演が2つあり、「後宮からの逃走」「オルフェオとエウリディーチェ」であった。私高本は猫頭で「読みきれなかった」ので両公演とも聴いていない><
信頼出来る先輩ヒョーロンカから「広上淳一 + 京都市交響楽団 の演奏は素晴らしい!!!」を散々聴かされていたので、「主催演奏会翌日なので、這って行く」になることがあらかじめ予想されたのだが、予想通り「這って行く」と相成った><
人間年は食いたくないモノである(瀑涙
まずは「休憩前」の2曲から。武満徹「トゥイル・バイ・トワイライト」は、1988年に「読響創立25周年記念」に武満徹に委嘱した曲。「武満徹節」満開の曲想が魅力。この手の「楽団委嘱作品再演」は、カンブルラン か 下野竜也 が振ると思っていた(猫頭の妄想かも!)だけに意外。
続くバルトーク「ヴィオラ協奏曲」補筆完成版演奏は、ソリスト = 清水直子 のソロが「図太いヴィオラ像」を見事に描いた演奏で、(プログラムノートの言葉を借りると)男性的。う~ん、これ「誉め言葉」になっているのだろうか?
広上淳一指揮も「バルトークらしいリズムの移ろい」を敏感に表現した名演。アンコールでは(極めて意表を突いて)読響ソロ・ヴィオラ = 鈴木康浩 を「2番ヴィオラ」にしての「バルトーク:2重奏曲から 第21番 & 38番」だった。清水直子の「発想の豊かさ」に唖然! 協奏曲直後は「ブラヴォーの嵐」だった。
・・・で、「広上淳一 + 読響:シェエラザード」である。何が素晴らしかったか? と問われれば、断言できる。
弦5部を「深い音色 = 暗めの音色」で徹底して制御した上に、金管楽器も制御して「音量バランス」を最優先した!
リムスキー=コルサコフ「シェエラザード」は、極めて「極彩色」の曲である。
伊福部昭がチェレプニンから指導を受けた際に「シェエラザード を写譜するように!」との逸話は生前の伊福部昭に私高本が確認した!
多くの演奏では「極彩色のシェエラザード」が聴こえて来る(聴かされる?)。だが、広上淳一 + 読響 は全く違った。(後編へ続く)