Piano Music Japan

シューベルトピアノ曲がメインのブログ(のはず)。ピアニスト=佐伯周子 演奏会の紹介や、数々のシューベルト他の演奏会紹介等

飛躍のシーズン 吉田都芸術監督の2022-2023(No.2708)

2023-06-06 22:25:05 | 批評
2020年9月、コロナ被害で「ライト振付白鳥の湖」が飛んで開始された吉田都芸術監督時代新国立劇場バレエ。当初2シーズン、コロナに荒らされ上演中止が何度となく襲い掛かったが、「吉田都人気」の高まりは凄く、年末「くるみ割り人形」は、

  1. 大原永子前芸術監督最終年=2019 9回
  2. 吉田都芸術監督初年=2020 9回(← 大原永子前芸術監督時代の3月に発表された公演)
  3. 吉田都芸術監督2年目=2021-2022 12回
  4. 吉田都芸術監督3年目=2022-2023 13回
  5. 吉田都芸術監督4年目=2023-2024 17回予定

大原永子前芸術監督時代は空き席が(上から見ると)結構あったのだが、吉田都芸術監督時代になると空き席がほとんどない。「年賀状プレゼント」などの販促品に釣られて行く人も多いのだろうがw
実質「倍増」である。何が変わった?

主役の動きが 上の階から観ても「大きく」&「細やか」になった


である。毎年年末(吉田都芸術監督時代からは年始も)イーグリング振付「くるみ割り人形」観ているので、はっきり感じる。年始は、2022年1月3日、2023年1月2日に観た。「東京にロンドンがやって来た」と感じている。


2022-2023シーズンの特長

  1. (借り物で無い)新制作世界初演が2本あった → 【演出】吉田 都【改訂振付】アラスター・マリオット「ジゼル」 と タケット振付「マクベス」
  2. 新国立劇場バレエ創設以来初の「アーティストが主役」に、「白鳥の湖」にて吉田朱里抜擢

「ジゼル」は初日に観た。2017年以前のセルゲーエフ振付に比べて「同じくらい」に感じた。何も書かなかった。楽しませていただきました。
「マクベス」は初日とBキャスト最終日を観た。批評は、新国立劇場バレエ「シェイクスピアダブルビル」マクベス世界初演初日批評(No.2679) - Piano Music Japan & 新国立劇場バレエ「シェイクスピアダブルビル」Bキャスト2023.05.05批評(No.2685) - Piano Music Japan

予算を遥かに越したらしくw
次期2023-2024シーズンは(借り物も含め)初演無し。多分、15分で上演で予算建てて、60分上演になった分の費用が嵩んだ「マクベス」><


2017年以降は、女性新人主役無し だった新国立劇場バレエ。2016年以前の主役デビューは「ソリスト」だった記憶がある。手前から池田理沙子、木村優里、柴山紗帆。皆、「現在の新国立劇場バレエ」を引っ張ってくれている。新登場の 吉田朱里 が育つか? 注目が集まっている。
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