詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」 米原万里

2007年03月03日 | Weblog
二日がかりでついさっきやっと読了したとこだ。
国際会議等で同時通訳として有名な女性らしい。
筆者が少女時代プラハで通っていたソビエト学校時代の同級生たちの思い出と、その後彼らの消息を訪ねる物語で・・20世紀の悲惨な独裁政治や民族問題や内戦に見舞われた東欧についての貴重な同時代の記録ではないかと思う。

かつての東欧諸国や現在の東欧でも、若い日本人旅行者が差別の対象になってしまう場面は、複雑な思いにとらわれた。

宗教や民族や愛国心というものにとらわれている多くの人々がいる限り・・そのことで最も犠牲になるのが弱い立場の子供や女性や老人達なのだと痛感した。
そのような傾向が強まっている日本で、多くの日本人に読んで欲しい一冊だと思った。

↓の日記の補足ーリンク集にもある田中宇氏の2月13日の記事抜粋

2007年03月03日 | Weblog
常識的に考えて、人間は、一度やってばれた不正行為を再びやろうとするときには、不正の手口を変えるなどして、ばれないように工夫する。だがブッシュ政権は、前回と同じ手口を繰り返し、ばれてもかまわないという感じで、イランに侵攻する口実を作っている。やり方ががさつだとか、無能とか稚拙という範囲を超え、意識的に同じ手口を繰り返している印象を受ける。私は以前から「ブッシュ政権は、軍事・外交・財政という全ての面で、意図的に失敗し、アメリカを自滅させようとしているのではないか」と感じているが、そのパターンがまた現れている。(関連記事その1、その2)

 世の中には「アメリカは昔から、でっち上げの理由を使って戦争してきた。イラク侵攻とイラン侵攻の理由の作り方が似ていても、別に驚くことはない。きみはアメリカを知らないね」と、したり顔で言う専門家もいるが、私が気にしているのはその点ではない。アメリカが毎回、でっち上げの理由で戦争をやっても、その理由がうまく人々に信用されて「アメリカは常に正義で、常に勝つ」という神話が世界的に信じられている間は、アメリカの世界支配はうまく機能する。

 しかし、ここ数年間のように、開戦の理由がでっち上げだとばれてしまうのと並行して、戦争も失敗して泥沼に陥り、アメリカの軍事力が浪費される事態が、イラクの次にイランでも繰り返されるのだとしたら、世界支配力(覇権)の裏づけとなっている「軍事力」と「信頼性」が失われ、アメリカは世界を支配できなくなる。アメリカの信頼性は、ドルの強さと表裏一体なので、今の状況が続くと、いずれどこかの時点でドルも大幅下落する。

 ブッシュ政権の危険さは、ウソをついていることではない。ばれるようなウソをつき、ばれたのにまだ同じウソを繰り返して、アメリカの信頼性を急速に浪費しているところにある。米国民は、ブッシュ政権の危険さに早く気づき、弾劾などでブッシュとチェイニーを早く失脚させないと、アメリカを壊され、アメリカ中心の世界体制や日米同盟も崩壊する(今から弾劾しても、たぶんもう遅すぎるだろうが)。

 親米の人ほど、ブッシュを危険視すべきなのに、実際には逆に、親米を看板にしている人ほど、ブッシュは危険だと指摘する人を「反米論者」「左翼」として攻撃する。間抜けである。

人生

2007年03月03日 | Weblog
大切なことは 
いつも欄外に
さりげなく書かれているから
誰もが なかなか
それに気づくことができない

まるで
なにかもっと大きな存在の
代償行為のように流され続ける人生
間違った再生の呪文を唱えてしまったかのような
誰かの余生のような人生

今夜も
むかしむかし鳥だったころの
透明な羽根の傷跡が痛みだす
かつてはぼくもまた
天使であった頃があったのだというささやき声
泣き止まない遠い木枯らしの歌
遠い日々に
母の背中で聞いた子守唄こそ
長い長い頌歌の始まりであったのだと・・

日本は落城寸前の大阪城か?

2007年03月03日 | Weblog
おそらく後世の歴史家はー日本亡国の原因を、羊頭狗肉の小泉・安倍総理時代により一層過酷になった弱いものいじめの官僚支配&売国奴的政治だとするのではないかと思う。
そしてそれを可能にしたのが、国民共有財産(国鉄、高速道路、郵便システム等・・)でおこぼれにあずかったマスコミや一部政官財だとはんだんするのではないかと思う。

なんの正当な理由もなかったイラク侵略戦争の戦費の約四割は日本が負担し、兵站や沖縄という後方基地も日本の負担だった。
さらには、今月か来月あたりに予定済みという
イラン侵略戦争の戦費を強奪するためにチェイニー副大統領という米国軍産複合体の代表者が安倍首相を脅かしにやって来たのだと説が正解ではないかと思う。
そしてその最大の理由は、石油売却代金を従来のドル(いくらでも印刷可能な紙屑同然の)決済からユーロ決済に変更したというのが最大の理由で、石油資源支配(自国資源温存のための)やイスラエルのためというのは副次的な理由ではないかと思う。

日本の未来は、ずべての面で真っ暗闇だ。
そのうちに、イラク&イラン侵略戦争の最大の貢献国が日本であったと・・幼児にもわかってしまうことだろう。

ますます深刻化する「温暖化」や環境破壊によって・・もはやカウントダウンが始まってしまった食料の全世界的な危機やには、いくら札びらで頬っぺたを叩いても、日本のようなアメリカの腰ぎんちゃくの未来無き国には売ってくれないことだろう。
環境ホルモン等で奇形児増加どころか・・人類の生殖機能そのものが、崖っぷちに立つたされているのではないかと思う。
ほとんどの海産物は有害物質が許容値を超えつつあるし、遺伝子組み替え植物の弊害がこれから徐々に現れてくるのではないかと思う。
米軍が世界中にばら撒きつつある「劣化ウラン弾」(沖縄から持っていった)が、地球温暖化の原因という説もあるし・・イラクやユーゴスラビアでモルモットにされてしまった軍人の後遺症もすさまじいという。
イラクから帰還した自衛隊員の自殺者が多いのもそのせいではないかと思う。