詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

ほんとうの青空

2008年07月14日 | 日記
故郷の北海道にいるときは
空には天の川が流れ
ときどきは
人工衛星やUFOが
空を横切ってゆくもんだと思っていた

けれども
内地にやって来てからは
天の川どころか
冬にならないと
星空を見ることもまれだ

この世に生まれて最初に読んだ本が
「モヒカン族の最後」で
二番目に読んだ本が
「ほんとうの青空」

音もなく葉をひるがえす
ポプラ並木の下に腰を下ろして
海のすぐ近くのきみの家を
見下ろしながら

いつだって
一番星が瞬きはじめる頃が
ぼくのほんとうの青空