詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

ミジンコもボウフラもぼくも

2008年07月30日 | 日記
ミジンコもボウフラもぼくも
驟雨のなか

最近とんと見かけなかった
ミジンコもボウフラも
水溜まりから雨跡を見上げる
ぼくもまた社会の底辺から
群青色の空を見上げる

すっかり振り返るのが癖になっちまって
誰もいないバス停にも挨拶

今日会社中で一番いやらしい奴と言われてなんだか嬉しかった
良い人間などと言われるのは真っ平ご免だから

違ったものに間違われそうな
夕焼けが広がってゆく
いっそ嘘だけを言うために生まれてきたらと
無糖コーヒーを一気に飲

ぼくの非攻の思想

2008年07月30日 | Weblog
昨日の夜勤は散々だった
暴走族にはあれこれ絡まれ
虫の居所が悪かった時だったので
まだ中学生みたいな奴らは
僕の顔を見たら退散していったが

一緒に働いてた56歳の同僚は
最初は「○○さん」から「○○君」になり
最後には
呼び捨ての命令口調
ガソリンが無くなろうかというのに
わざわざ近くの駅まで車で送ってやったのに

しかし
そんな自分を楽しんでいる
楽しまなくては
たぶん生きてゆけないし
断言や否定は
ぼくの望むところではない

わかりきったような断定口調で
この世や 自分や
自然や 他人を
切り刻みたくないのだ

じっと耐えるなどというのは
ぼくの柄ではないが
こっちから攻めようなどとは
決して思わない

ただ
不当に攻めてくる者達に対しては
戦の一字があるだけなのだ
徹底的に戦うだけなのだ

噛みつく (推敲形)

2008年07月30日 | 日記
噛みついているぞ
今日もまた誰かが
臆病なぼくらの代わりに
犯罪やら抗議で
それとも
黙々と社会貢献で

世界のあちこちで
眠れない夢が沸騰中だ
頭にボウフラが沸いた
権力や権威を弄ぶ者たちの頭には
色とりどりの欲望という名のボウフラ

少女は
父親をそいつなんだと思い込んで
胸に包丁を突き刺す
こいつこそ自分を脅かす
権力の手下なんだと

子猫は自分の尻尾に噛みつき
子犬は自分の影に噛みつき
カラスは空に写る自分の影に噛みつく
人間といえば
自分の過去に噛みつくばかり

人生なんか
好きなように
塗ったくればいいだけのはなし

それでもまだ
余力があるなら
社会貢献やCO2削減
困ってる誰かのために
一肌脱ぐべきなんだ

日本で最も優雅な住宅環境な在日米軍兵士たち

2008年07月30日 | 政治
なんともあきれ果てた日本の「思いやり予算」の使い方について中日新聞より抜粋をー

《今年二月に起きた沖縄県の女子中学生暴行じけんで、逮捕された米海兵隊員が住んでいたことでクローズアップされた「基地外住宅」。嘉手納基地に隣接する同県北谷町砂辺区では、米兵家族向けの高級住宅が次々と建設され、地域世帯数の三分の一を占める異常事態となっている。「基地の縮小どころか、新たな基地が広がっている」。地元住民は悲鳴をあげている。

今年三月末現在で、日本にいる米軍関係者の25%、約二万四千八百人(前年比約二千九百人増)が基地外に居住し、この半数は沖縄県内。

夫が米兵で、家賃25万円の一戸建てに住む日本人女性は「給料と同じくらいの住宅補助が出る。初めは驚いた」と語る。住宅手当のほか、光熱水費6万円弱も支給されるという。

今年三月、在日米軍駐留経費の日本側負担分「思いやり予算」で、日本が約三十年間で基地内の住宅一万二百九十五戸を約五千四百六十億円で建設していたことが判明した。

沖縄の基地内の建設費も、02年度から五年間だけでも約三百二億円にのぼる。膨大な(我々の)税金を掛けた住宅だが、今年一月末現在で約二割が空いている。》