春の夕暮れには
鼻をすするばかりの奴隷たちの後ろ姿と
今日もまた生き延びてしまったと
枝の先から燃え上がる二列の街路樹
どこでどう
お前と生き別れてしまったのかと
ひと擦りのマッチで闇に火をともせば
きらきらと
憎しみに輝く野良猫の両眼
じわじわと
腐りつつある首都は
一面の散花と人身事故だらけで
胃に火酒を流し込んでは思わずうめき声に
また最深の熾火が燃えあがる
敗残は まだまだだ
だからそれは
いつまでも可能なのだと
俺の最奥のテロリストがつぶやく
鼻をすするばかりの奴隷たちの後ろ姿と
今日もまた生き延びてしまったと
枝の先から燃え上がる二列の街路樹
どこでどう
お前と生き別れてしまったのかと
ひと擦りのマッチで闇に火をともせば
きらきらと
憎しみに輝く野良猫の両眼
じわじわと
腐りつつある首都は
一面の散花と人身事故だらけで
胃に火酒を流し込んでは思わずうめき声に
また最深の熾火が燃えあがる
敗残は まだまだだ
だからそれは
いつまでも可能なのだと
俺の最奥のテロリストがつぶやく