詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
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裁判とはなんなのか?

2010年05月22日 | 政治
それは極論すると、検察の求刑理由を納得するのかどうかなのだと思う。

ただ、ついさっき観た元裁判長でさえも・・もう十数年間もの間、オウム真理教裁判で、林医師被告(検察求刑は無期)には無期懲役で、弁護士一家虐殺の岡崎被告に死刑判決を下したのを・・ほんとうに正しかったのだろうと悩んでいると証言していた。

プロの教育を受けた裁判官がこのような状態なのに、どうして法律や裁判のド素人が、たったの数日間で死刑か無期かという判断が可能なのだろうか?

「裁判員制度」を続けるというなら、裁判員の負担軽減のためにも、冤罪を防ぐためにも、取調べの全面的な可視化が必要だ。

十人の真犯人を、「推定無罪」で無罪にしようとも、たった一人の冤罪被害者を防ぐほうがより大事ではと思う。
その理由とは、自分や自分の家族がそのような冤罪で、この世界から抹殺されてはたまらないからだ。

それでもあなたは、冤罪も仕方ないと思うのだろうか?それを解消する手段(取調べの全面的可視化)がありながら、検察警察や法務官僚の面倒なことはやりたくないという怠慢のせいで、前近代的な自白重視で拷問横行の現状のままでいいと思うのか?