詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

ー古い詩手帳からー(12)  湯たんぽ

2011年04月07日 | その他
見上げるたんびに
いよいよ白一色の連山が間近
あんまり寝つきが悪いので
湯たんぽを物置から取りだしてきた

認知症で寝たきりになってしまった母の介護の時にも
使っていた湯たんぽ
思い出がいっぱい詰まった
鮮やかなオレンジ色の湯たんぽ

「おやすみかあさんいい夢をね」と言うと
いっつも掛け布団から
きらきらふたつのどんぐり眼
いたずらっ子みたいな顔を覗かせて
「バアァー、あんたもいい夢をね」と
いっつも太陽みたいに
優しく微笑んでたかあさん

ちゃぷちゃぷ湯たんぽ
あったか湯たんぽが股の間で揺れている

「かあさん天国でもいい夢をね」と
そっと呟きながら
まるで故郷の海のラッコみたいに
湯たんぽを両腕で抱きしめると
かすかに木枯らしの音がする

マスコミのほとんどは原発推進派で電力会社は最高級の天下り先とか

2011年04月07日 | 政治
原子力関連予算は約一兆円。
その他に東電だけでも一年間に約500億円のCM料金をマスコミにばら撒いているので、到底日本のマスコミに公正な報道は到底期待できない。
天下りも経済産業省というばかりではなく、おそれを支援する財務省の○○銀行や○○銀行が財務省のゆう有力天下り組織。
特に驚いたのは、NHKの原発推進派の跳梁跋扈だ。

以下のリストは『西田敏行、テレビで激怒し絶叫「本当に本当に腹が立つ」』という記事のコメント欄から引用を。
その記事はー「ここ」
●NHK
経営問題委員 平岩外四 東京電力会長
 解説委員   緒方彰  原産会議理事
放送番組向上委員 十返千鶴子 原子力文化振興財団理事
理事・放送総局長 田中武志 原子力文化振興財団理事
●日本テレビ
読売新聞社主 正力松太郎 原子力委員会委員長
●TBS
毎日新聞設立発起人 芦原義重 関西電力会長
●フジ
産経新聞社長 稲葉秀三 原産会議常任理事
●テレビ朝日
朝日新聞社長 渡辺誠毅 原産会議理事
論説主幹  岸田純之助 原子力委員会参与
●テレビ東京
日本経済新聞社長 円城寺次郎 原産会議副会長
テレビ東京取締役 駒井健一郎 核物質管理センター会長
テレビ大阪重役  小林庄一郎 関西電力会長
東海テレビ重役  田中精一  中部電力社長

日本人の嫌いな鳥ベスト3(カラス、雀、鳩)は僕の好きな鳥ベスト3

2011年04月07日 | 日記
カラスはまるで人間みたいだし(特に子供への愛情は半端じゃない)、雀は故郷北海道の開拓地での家の軒下の雀の巣や、落っこちて雪の上で死んでた雀の赤ちゃんを思い出すし、鳩は食べてとても美味しかった・・
その他にも以前詩に書いたミソサザイ(どうしてかヨーロッパやアイヌ民族では”鳥の王様”)もこの三種の鳥と同じくらいに大好きだ。

今日は鳩の違う一面を見てすっかり見直してしまった。
きっかけは今日の昼休み。お握りとお茶を飲んで、散歩してると、橋の上から鯉と鳩に食パンをやってるお婆さんを見かけた。鯉は50センチもある大きいのがばしゃばしゃ。ふっと「もったいない!」と呟いてしまった自分だった。

その車進入禁止の橋の上で、10数羽の鳩たちがパンを食べたり、二羽でじゃれあったり・・そのくぐもった鳴き声がとっても暖かな気持ちにしてくれた。そのパンの欠片でずっと遊んでる一匹の鳩もいたなー

注意してその橋を見てると、結構鯉に餌をやる人が多いのにも驚く。餌をやってる人に聞くのはまずいので、通りかかった老人に聞いてみた。
「結構鯉に餌をやる人が多いんですね」「なんでも市で保護してるらしいよ」
「ほんとに美味しそうな鯉ですね」
「川が汚いから食べられないよ」
鯉こくとか鯉の洗いはほんとに美味いんだけ・・

カラスは人間以上に人間的だと思う。
僕がカラスに興味を持ったのは子供時代だった。賢治童話でほとんど唯一恋愛と戦争を扱った童話「烏の北斗七星」を読んでからで、この時以来カラスがいつも気になって、一時期は暇があるとカラスを追っかけて、その生態に観察の没頭の毎日だった。この賢治にはちと異質な恋愛と戦争についての物語はーhttp://www.aozora.gr.jp/cards/000081/card1928.html

特に僕が忘れられないのは、故郷北海道での・・飼い犬の餌を樹の上から狙うカラス。犬がちょっとでも油断すると、樹の上からさっと飛び降りてきて、犬の餌をかっさらってくカラスには拍手喝采だった。
上記の賢治童話では、日本に棲む二種類の烏の戦争とそこでの二羽の烏の恋愛がテーマになっている。(恋の三角関係がテーマの「土神と狐」も恋愛物に加えるべきかもしれない)

この童話では、南方系で都会に住んでいて、鳴くときは喉が膨らんでてカアーカアーと鳴きながらゴミ箱をあさるハシブトガラスと、北方系でユーラシア全域に住むハシボソガラスとの戦争がメルヘンとは思えない切なさで描かれている。
「ゴンベが種まきゃカラスがほじくる」のカラスは後者の北方系ハシボソカラスで、おじぎをするようにガアーガアーと濁った声の鳴き声。時代劇で聞くカラスの声は、ほとんどがこのハシボソガラスの声とか。

その他にも色んなカラスの想い出がある。最近特に衝撃的だったのはー
《東京都は、カラス嫌いで有名な石原慎太郎知事(ゴルフのプレイ中にカラスに襲われた個人的なトラウマが原因とか・・「天罰」「原発賛成」等慾ボケ丸出しの困ったジジイだ)が、ミートパイにして東京名物にすべきだと提唱したことがある。これは実現しなかったが、後に東京MXテレビの番組企画で、テリー伊藤らが用意したカラス肉のミートパイを石原は食べる羽目になった。
カラスの繁殖が著しい東京などでは、ホームレスがカラスを食糧にしているのではないか?と言われることがあるが、全くありえないとは言えないにせよ、一般的とは考えられず(コンビニや各種飲食店の残飯などが豊富であるため)、これに関しては、多くは都市伝説の域を出ないものと推測される。》(「ウィキペディア」より)

カラスの肉は、食用には適さないと考えられがちだが、中には食用にする地域・文化もあり、鯨肉などに近い味という意見もあるとかでー
《2003年8月8日付の読売新聞報道(「カラスの肉は栄養豊富?帯畜大の食用化研究:北海道」)によると、帯広畜産大学畜産科学科関川三男助教授らのグループが、カラスの食用化を探る研究を進めている。研究は、将来の食糧難対策と、有害鳥獣として処分されるカラスの有効活用にメドをつけるのが目的。カラスの胸肉は、鯨肉にも豊富に含まれるミオグロビンと呼ばれる色素が多く、赤みが強いのが特徴。食感や味は鶏の胸肉に似ており、学生に食べさせたところ、評判も上々だったという。》(同上)

■相当な烏好きマニアが書いたと思われるのはーhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B4%89
■ここは内容的にもカラスについてのほぼすべてを網羅。画像も多くてーhttp://homepage3.nifty.com/shibalabo/crow/
■意外と知られていないカラスの真実についてはーhttp://www7.plala.or.jp/gm2/crow/index.htm



おばあちゃんの知恵とアイヌ民族の知恵(1)

2011年04月07日 | 日記
「アイヌの食事」(農文協)と「アイヌお産ばあちゃんのーウパシクマ」(樹心社)読了
暇があると読んでるアイヌ民族関係の本の中の二冊。
前者はアイヌ民族の食料や調理法がとても詳しい。
後者は、超能力を持つ産婆さんだったせいか、お産の情景やアイヌ民族の超能力の種類や、シャーマン的な治療方法がとても詳しい。

[おばあちゃんの智恵]
(1)干しシイタケを酢に漬けたものは糖尿病に効く。干し椎茸の戻し汁はうどんのダシに欠かせないけど。
(2)レンコンは便秘によく効く。すりおろして団子にしてが便利。
(3)ムカデを菜種油に入れるたものは、ケガの傷跡が残らないとか。以前の職場はムカデだらけだったんだけどなー
(4)揚げ物で酸化した油は、梅干を入れるともとにもどる。
(5)切れなくなったハサミはアルミホイルを切ると切れ味がもとに戻る。
(6)焦がした鍋は1・2日天日干しすると焦げが取れやすい
(7)打ち身には砂糖水を塗ると痣にならない
(8)塩で茶渋が取れる
(9)米のとぎ汁は様々な汚れ落としに最適。
(10)同様に、大根の下茹でや、身欠きニシンを一晩漬けての煮物にも。

[アイヌ民族の薬草の智恵]
■静内地方
①ヨモギー鍋に入れての湯気が風邪に効く。
②キハダの皮・実ー皮の熱湯は胸やけに、実は煮詰めて結核に。
■日高地方
①蕗の根ー「実母散」のように体の中の悪いものを出す。蕁麻疹に効く。
②柳の皮ーあかぎれ、腫れ物、関節痛に。煮詰めて湿布薬のように。
③柳の枝ー神経痛・リュウマチ用のお灸に。枝の先を燃やして燃えてる部分を落として、蕗の葉等で包んで患部に当てる。
③柳の枝ー六センチ程の丸太を竹踏みのように。万病に効く。
④イタドリの葉ー”痛み取り”という意味。
⑤動物で薬になるのは熊と鹿の心臓の蒸し焼き。内臓全般に効く。


◆ネットサーフィンでの成果
①日本ザリガニについては(北海道の情報満載!)ー「ここ」http://homepage2.nifty.com/3773/sub203.htm
②日本犬については(縄文系と弥生系があったとは)ー「ここ」http://www.petjpr.com/column/news-bin/Detail.cgi?rgst=00000154&CatgM=4
③料理にも役立つ「食材事典」(料理好きにはお勧め!)はー「ここ」http://www2.odn.ne.jp/shokuzai/oishii.htm
④野菜の原産地と日本原産野菜と野菜料理については(こっちもすごい!)ー「ここ」http://yasai8313.blog55.fc2.com/blog-entry-150.html
⑤検索便利な「日本生物図鑑」(地域とかで検索可能)はー「ここ」http://www.tbs.co.jp/seibutsu/zukan/
⑥板前さんの日本原産の野菜については(学者顔負け!)ー「ここ」http://blogs.dion.ne.jp/eltooo11/archives/6791452.html

■その他の面白かったサイト
①漢方の温心堂薬局→とても役に立つなー「ここ」http://ww7.tiki.ne.jp/~onshin/index.htm
②ニュース検索フレッシュアイ→初めてみたニュース検索方法だったのでー「ここ」http://www.fresheye.com/?from=err404
③天文民俗・古天文→星に関してあれもこれもー「ここ」http://www.asahi-net.or.jp/~nr8c-ab/links11.htm
④パソコン通販ショップ→安い!ー「ここ」http://www.dospara.co.jp/top/
■便利なリンク集
①公式サイトリンク集→あらゆる分野の有名人のリンク集で便利!ー「ここ」http://www.cbr-j.com/official/index.shtml
②日本文化サーチエンジン→こっちはあらゆる分野のリンク集ー「ここ」http://www.cul-net.com/
③推薦サイトリンク→文学関係の膨大なリンク集ー「ここ」http://www.konan-wu.ac.jp/~kikuchi/linkf.html

詩 地獄行きの列車

2011年04月07日 | 

いつからだろう
この列車は奴隷のリズムで完結しているのだと
列車でふっと目を開けたら
思いだしたのは羊の歌
羊のように誰もが従順な日本低国の歌

地獄行きの列車に今夜も乗りながら
ふっと遠い歌が蘇る
夜勤帰りの車窓からは時々
ウサギ小屋に点る灯々やネオンが差し込んで

ガタンと揺れるたびに
時給千円弱の十数時間の仕事で
くたくたに疲れ切った身体が
座席から放り出されそうになり

快速や特急を待つ列車のドアから
腋臭のような都会の熱風が渦巻いて流れ込み
ひっそりとした深夜のホームに流れてくるのは
レゲエの切ない声と
高校生のカップルのひそひそ声

まるでこの列車は
地獄から生還の列車なのかと見上げたら
半月が海の上を照らす

海の上の星だけが
人類の無謀への異議を唱えている

すべての働く者たちの
汗と流血をを動力に
この世の終末まで
走り続けるこの低国の列車から逃れられないでいる