詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

夏になると思い出す「ホテルカリフォルニア イーグルス」の訳詩再度アップをー

2011年07月23日 | その他

  ホテルカリフォルニア (Hotel California 歌詞:春庭さん、僕の日本語の師匠訳)

1)On a dark desert highway,  暗い荒れ野のハイウェイ
2)Cool wind in my hair, クールな風が髪にふれる 
3)Warm smell of “colitas” 生あたたかいコリタス草の(*colitasは、glass=草と呼ばれるマリファナなどと同類のもの)
4)Rising up through the air,  匂いがあたりに立ちのぼる 
5)Up ahead in the distance 遙か向こうに顔を向けると
6)I saw a shimmering light, ゆらめく光が見えてきた
7)My head grew heavy and my sight grew dim, 頭が重くて視界はぼんやり
8)I had to stop for the night. 今夜はここでストップ。泊まらなくちゃ
9)There she stood in the doorway, ドアのところに彼女が立ってる(彼女=ヘロイン過剰摂取で1970年に27歳で亡くなった伝説のロック歌手ジャニス・ジョプリンを指す)
10)I heard the mission bell ミッションベルが聞こえている(mission bell=教会の鐘→ミッション(任務)開始終了を告げるベル)
11)And I was thinkin’ to myself : 自分のために考えている
12)“This could be heaven and this could be hell”ここは天国?それとも地獄か
13)Then she lit up a candle, すると彼女は灯りをともして
14)And she showed me the way, 私に行く手を示してくれた
15)There were voices down the corridor, 廊下をいくといろんな声がする
16)I thought I heard them say  やつらの声が聞こえた気がする

17)Welcome to the Hotel California, ようこそ、ホテルカリフォルニアへ
18)Such a lovely place, ここはすてきなところだよ
19)(Such a lovely place) ここはすてきなところだよ
20)Such a lovely face イカシた面々、
21)Plenty of room at the Hotel California, ホテルカリフォルニアには、部屋がいっぱい
22)Any time of year, 年中いつでも
23)(Any time of year) どんなときでも
24)You can find it here あんたの部屋はここで見つかる

25)Her mind is Tiffany-twisted, 彼女の心はティファニー捻れ
26)She got the Mercedes Bends, 曲がったメルセデスを手に入れた(*曲がったメルセデスMercedes BendsとMercedes-Benzを掛けている )

28)She got a lot of pretty, pretty boys 彼女がトモダチって呼んでいる
29)she calls friends 大勢のかわいい男娼(ボーイ)たちをひきつれて
30)How they dance in the courtyard, 中庭でダンスを踊ってる
31)Sweet summer sweat スィート・サマーが汗(スェット)になるまで
32)Some dance to remember, 覚えているためにダンスを踊る奴もいるし
33)Some dance to forget 忘れるために踊るやつもいる

34)So I called up the Captain それでキャプテン(給仕長)を呼んだのさ
35)“Please bring me my wine”「俺のワインを持ってきてくれないか、この俺に」
36)He said, “We haven’t had that spirit here 返事はこうだ「あいにくと、切らしております。そのスピリット(酒/精神)は
37)Since nineteen sixty-nine”1969年から
38)And still those voices are calling from far away, そしてまた、奴らの声が遠くから呼びかけてくる
39)Wake you up in the middle of the night 真夜中でもおまえは起こされる
40)Just to hear them say: ほら、その声が聞こえてくる

41)Welcome to the Hotel California, ようこそ、ホテルカリフォルニアへ
42)Such a lovely place, すてきなところさ
43)(Such a lovely place) すてきなところ
44)Such a lovely face イカシた面々が
45)They’re livin’ it up at the Hotel California, ここに住み替え
46)What a nice surprise, ナイスにびっくり
47)(What a nice surprise) なんてイカシたサプライズ
48)Bring your alibis あんたのアリバイ持っといで(alibisアリバイ=不在証明書)

49)Mirrors on the ceiling, 天井のミラー
50)The pink champagne on ice,  氷の中のピンクのシャンペン。
51)and she said:“We are all just prisoners here, 彼女は言った「ここじゃ皆が囚人だわ」
52)Of our own device”自分から縛られた囚人
53)And in the master’s chambers さ、牢名主の部屋に
54)They gathered for the feast, 皆で集まり祝宴だ
55)They stabbed it with their steely knives, とがったナイフで皆が突き刺す
56)But they just can’t kill the beast だけど獣は殺せない 

57)Last thing I remember, 覚えている最後のことは
58)I was running for the door, ドアに向かって走っていたこと
59)I had to find the passage back to the place I was before, もとの場所に戻る通路を見つけなきゃならないんだ
60)“Relax,” said the night man, 「リラックスして」と夜警が言った
61)“We are programmed to receive, 「受け入れるってことはもうプログラミングされてるのさ
62)You can check out anytime you like… 好きなときにいつでも(この世を)チェックアウトできるさ
63)but you can never leave” でも決してここからは逃れられない、、、、、」

 グラスの匂いが満ちた荒れ野の向こうに立つホテルカルフォルニア。ヘロイン中毒で死んだジャニスが、自由の女神のように、灯りを掲げてドアに立つ。天国なのか地獄なのか、1969年からスピリットを失ったままのアメリカで、人は自分自身を囚人にする。さあ、不在証明を持って、ホテルの部屋で宴会だ。
 朦朧とした意識ですごすこのホテルを出て最初の場所にもどろうとしても、決して逃げ出すことはできない。チェックアウトはできるけれど、ここから逃れることはできないのだ。

[pikkiの感想] この美しい歌の意味がこんなだったとは・・
       ローリングストーンズ以上の過激さ。
       そしてイーグルス以降完璧に死んでしまった。
       アメリカのロック・・

三重県松阪牛食料から基準値以上のセシュウム&『「朝まで生テレビ」の衝撃』

2011年07月23日 | その他
三重県の松阪牛の食料だった稲藁からも基準値以上のセシュウムには驚いた。
わざわざ福島近辺から運ぶはずがないので、三重県あたりまで相当量の放射性物質が運ばれたことになる。
内部被爆の第一人者の琉球大学名誉教授の話しでは、「風向と風力次第で、数百キロまであっという間に運ばれてしまう」という言葉が正しかったのだろうか。

「天木直人のブログ」のブログ記事『原発問題を論ずる7月23日未明の「朝まで生テレビ」の衝撃
』はー
http://www.amakiblog.com/archives/2011/07/23/#001986
一部分だけアップするとー
《7月23日(午前2時ごろ―5時ごろ)の朝まで生テレビで専門家が口をそろえて
証言していた。菅・枝野民主党政権の原発事故に関する情報隠しと対応のまずさは
犯罪的だと。

 すなわち、事故直後からメルトダウンがわかっていた、放射線が大量に放出される
危険性を知っていた、それにもかかわらず政府は国民に伝えなかった、IAEAへの報告書に伝えた後も国民には知らせなかった、MOX使用の第三号機からはプルトニウム放出があり米紙はそれを伝えていたのに、政府が米国に頼んでそれを封印した、放射線汚染の実態を国民に正確に知らせてはやばいと官僚が放射線測定を握り潰した、メディアもまた知っていながら報道しなかった、などなど。

 これは衝撃的だ。
これらの証言は国民に広く知らしめなければならない。
 もし被害者から訴訟を起こされれば菅・枝野民主党政権は間違いなく
罪に問われることになるだろう・・・》


 礼節 -石原吉郎-

2011年07月23日 | 
繰り返し僕らは死者たちの意味を問い返す。死んでいった命の重さを・・
それがぼくらが生きるという意味であり、死者たちへの礼節でもある。

   
      礼節 -石原吉郎-

   いまは死者がとむらうときだ
   わるびれず死者におれたちが
   とむらわれるときだ

   とむらったつもりの
   他界の水ぎわで
   拝みうちにとむらわれる
   それがおれたちの時代だ

   だがなげくな
   その逆縁の完璧において
   目をあけたまま
   つっ立ったまま
   生きのびたおれたちの
   それが礼節ではないか