
アメリカの政界で過去のセクハラ被害を告発する動きが相次ぐ中、大統領になる前のトランプ氏にセクハラを受けたと訴えていた女性たちが会見し、議会に調査を求めました。
「議会が党の立場の違いを超えてトランプ氏の性的な不品行の調査を行うようお願いする」(トランプ氏によるセクハラを訴える女性)
3人はいずれも、去年の大統領選の際に過去にトランプ氏に「キスを強要されたり、同意なく体を触られたりした」などと、メディアを通じて訴えていた女性です。トランプ大統領はこれまで「でっち上げだ」と否定してきましたが、3人の女性は11日の記者会見で、議会に対し、トランプ氏の行為について調査するよう求めました。
「大統領はこうしたすべての申し立てを直接否定してきた。米国民はトランプ大統領を選挙で支持したが、その過程を通じて、こうした申し立てに対する答えも出たように思う」(ホワイトハウス サンダース報道官)
ホワイトハウスのサンダース報道官はこのように述べて、トランプ氏のセクハラ疑惑を改めて否定しました。
アメリカの政界では、過去のセクハラをめぐる告発が相次いでいて、先週、民主、共和両党の議員がこれを認めて、辞職する事態に発展しています。(12日06:51)