先端技術とその周辺

ITなどの先端技術サーベイとそれを支える諸問題について思う事をつづっています。

NASAの宇宙観測所、凄いの一言。

2021年05月19日 22時43分35秒 | 日記

ボイジャ惑星探索観測所、ハッブル宇宙観測所などのNASAの宇宙観測所、地球人の宇宙像をまったく一新させた。その基礎となった技術は、他国が簡単に追いつけるものではない。

1990年に打ち上げられたハッブル宇宙観測所、口径2.4mの光学望遠鏡からのデータを30年にわたり地上に送り続けている。その動力は核分裂エネルギーを使ったPrバッテリ。しかし、地上800KMを周回しており、やくめを終わったとされており地上に落下する可能性がある。そうなると地上が放射能で汚染されることになるが大丈夫だろうか?

ジェームス・ウエッブ宇宙観測所が後継機として打ち上げられることになっているが、最近2021年には間違いなく打ち上げるだろう。口径6.5mの赤外線望遠鏡でハッブル宇宙観測所以上の夥しい宇宙の観測データを送ってくれることだろう。然も、観測のためには、機体を極低温に冷却し、太陽や地球のなども避ける必要がある。そのため、折畳まれた遮光板を搭載し、動力源は、大きな面積の太陽光電池で、大電力を確保、高度は150万Km。 

1977年に打ち上げられた、 ボイジャー衛星観測衛星もPrバッテリーを使っており、故に半世紀も地球に観測データを送れている。しかし、起動が外れ、太陽系外に出ている。そこからもデータを遅れているならすごい話。

 


イスラエルとパレスチナの紛争

2021年05月19日 22時42分32秒 | 日記
イスラエルとパレスチナの紛争をネットでサーベイしてみた。中東問題の様に複雑ではない。ただ、根源は同じかもしれないが、第二次大戦から始まっている。まずイスラエルという国家、第二次大戦前には存在していないし、ユダヤ民族も国家を失ってから2千年で、現在のイスラエル国家の場所も第二次大戦前までは、アラブ人のパレスナ人が住んでいた。なぜそこにイスラエル国が出来たか?それは1920年以降にイギリスが中東の地下資源を狙って第1次大戦などの成果として、その地域を委任統治していた。そして、第二次大戦が始まる頃のユダヤ人迫害と金持ちのユダヤ人から戦費を供出してもらうために、パレスチナ入植を薦めた。そして第二次大戦後の1948年、ユダヤ人がイスラエル建国宣言をテルアビブでお行われた。当然アラブ人はただちに阻止すべく戦争を仕掛け、それに対し国連が仲介し、ユダヤ人とパレスチナ人の居住区の提案を行った。パレスチナ人も当然、国家建設宣言をしたが、欧米は無視したことに紛争の原因がある。そして国連が推薦した領土配分も、イスラエルの入植活動でどんどん拡大された。そこにパレスナ地域で中東戦争が起こり、米英に支援されたイスラエルとアラブ連合がスエズ運河や石油をめぐり3回中東戦争が起こしている。ここでもアラブ連合は完敗しシナイ半島やゴラン高原を失ったが、国連の仲裁で、ガザ地区とゴラン高原だけで済んでいる。ともかくもイスラエルは、1948年以降、じわじわ、パレスチナ国土であった領域を広げている。軍事力でも政治力でも欧米に圧迫されているアラブ人の憤懣やるかたなしの心理がここにある。下記の図は、「パレスチナ問題とは」なるWebsite(https://ccp-ngo.jp/palestine/)からの引用。
 
 
 
然も、パレスチナ域の大きさ、九州本島の半分くらいの領域。
 
イスラエルの面積: 22,140㎢
パレスチナ自治区の 面積. 6,020㎢
 (西岸地区5,655㎢(三重県と同程度)及び飛び地のガザ地区365㎢の合計)
九州本島の面積: 36,782㎢
 
然も、イスラエル国とパレスナ自治区は隣同士でそこでミサイルや迫撃砲合戦だから凄まじい。