前回のかぁちゃんのショートステイの日の出来事。
ぽんが、夕方、かぁちゃんのベッドが空なのに突然気付いたようで
急に真面目な顔つきになって、質問攻めが始まった。
「ばぁちゃん、今日からショートぉ?」
「おばちゃん、東京行くぅ?Ⅰ兄ちゃんとこ行くぅ?」
「おばちゃん、京都行くぅ?Ⅱ兄ちゃんとこ行くぅ?」
「おばちゃん、どっこも行かない?」
「何で、ばぁちゃんショートぉ?おばちゃん居るのに何でばぁちゃんショートぉ?」
・・・なかなか鋭いところを突いてくるじゃないですか・・・
・・・行けるもんなら、東京なと京都なと・・・九州なと北海道なと行きたいわっ
「おばちゃん、家にいるけど用事があるんよ。」と最初はのらりくらりと交わしていたけど
突然、ぽんのスイッチが切り替わった。
「あかんわぁ!おかあさん、迎えに行く!おかあさん、迎えに行くぅ。」
「なんで、ばぁちゃん、ショートぉ?」・・・ぽん、嘆き悲しむ
あ~あぁ・・・パニパニスイッチオン
「おばちゃんと留守番してたらいいやんかぁ。」ってなだめたら
「いややぁ!ばぁちゃんがいいねん!!」
おばちゃん、見事なふられ様である・・・
ぽん、いつもかぁちゃんに、おはよう!おかえり!の挨拶は欠かさない。
大抵、そこにばぁちゃんが居る事が見えないかのような振る舞いをしているのだけど
学校から帰ると、かぁちゃんの肩をバンバン叩いて大きな声で叫ぶ
「ばぁちゃんっ、おかえりっ!」・・・例えかぁちゃんがすやすや寝ていても
もちろん、かぁちゃんがそれに反応する事はめったにない。
けど、ちょっとした顔の変化でぽんは納得して満面の笑みで言うのだ。
「ばぁちゃん、お帰りって言うてはるわぁ・・・ばぁちゃん語で
」
でっかい喋り声に、かぁちゃんが、チラリとぽんの方を見ると
「ばぁちゃんが、ぽん!ぽん!って呼んではるわ、ばぁちゃん語で
」
自分が宿題をしている時には、ちらりとかぁちゃんを見た後で
「ばぁちゃんが、ぽん!頑張りや!言うてはるわ、ばぁちゃん語で
」
かぁちゃん、どうやら、ぽんにだけ聞こえる言葉でいつも会話しているらしい
「ばぁちゃん、昔はよぅ喋ってはったなぁ。」
「いっぱい、いっぱい喋ってはったなぁ。」
「今は病気やから喋られへんねん。」
自分に言い聞かせるように何度も言うぽんの耳には
その記憶の中のばぁちゃんの声が、聞きたいときにはいつでも聞こえるようだ。
私の声より、かぁちゃの声の方が、ぽんに届いてるって事かぁ・・・
・・・またしても完全敗北・・・
それにしても、かぁちゃん、そこに居るだけで
いとも簡単に私に勝っちゃってさ・・・ズルイったらありゃしない。
ぽんが、夕方、かぁちゃんのベッドが空なのに突然気付いたようで
急に真面目な顔つきになって、質問攻めが始まった。
「ばぁちゃん、今日からショートぉ?」
「おばちゃん、東京行くぅ?Ⅰ兄ちゃんとこ行くぅ?」
「おばちゃん、京都行くぅ?Ⅱ兄ちゃんとこ行くぅ?」
「おばちゃん、どっこも行かない?」
「何で、ばぁちゃんショートぉ?おばちゃん居るのに何でばぁちゃんショートぉ?」
・・・なかなか鋭いところを突いてくるじゃないですか・・・
・・・行けるもんなら、東京なと京都なと・・・九州なと北海道なと行きたいわっ

「おばちゃん、家にいるけど用事があるんよ。」と最初はのらりくらりと交わしていたけど
突然、ぽんのスイッチが切り替わった。
「あかんわぁ!おかあさん、迎えに行く!おかあさん、迎えに行くぅ。」
「なんで、ばぁちゃん、ショートぉ?」・・・ぽん、嘆き悲しむ

あ~あぁ・・・パニパニスイッチオン

「おばちゃんと留守番してたらいいやんかぁ。」ってなだめたら
「いややぁ!ばぁちゃんがいいねん!!」
おばちゃん、見事なふられ様である・・・

ぽん、いつもかぁちゃんに、おはよう!おかえり!の挨拶は欠かさない。
大抵、そこにばぁちゃんが居る事が見えないかのような振る舞いをしているのだけど
学校から帰ると、かぁちゃんの肩をバンバン叩いて大きな声で叫ぶ
「ばぁちゃんっ、おかえりっ!」・・・例えかぁちゃんがすやすや寝ていても

もちろん、かぁちゃんがそれに反応する事はめったにない。
けど、ちょっとした顔の変化でぽんは納得して満面の笑みで言うのだ。
「ばぁちゃん、お帰りって言うてはるわぁ・・・ばぁちゃん語で

でっかい喋り声に、かぁちゃんが、チラリとぽんの方を見ると
「ばぁちゃんが、ぽん!ぽん!って呼んではるわ、ばぁちゃん語で

自分が宿題をしている時には、ちらりとかぁちゃんを見た後で
「ばぁちゃんが、ぽん!頑張りや!言うてはるわ、ばぁちゃん語で

かぁちゃん、どうやら、ぽんにだけ聞こえる言葉でいつも会話しているらしい

「ばぁちゃん、昔はよぅ喋ってはったなぁ。」
「いっぱい、いっぱい喋ってはったなぁ。」
「今は病気やから喋られへんねん。」
自分に言い聞かせるように何度も言うぽんの耳には
その記憶の中のばぁちゃんの声が、聞きたいときにはいつでも聞こえるようだ。
私の声より、かぁちゃの声の方が、ぽんに届いてるって事かぁ・・・
・・・またしても完全敗北・・・
それにしても、かぁちゃん、そこに居るだけで
いとも簡単に私に勝っちゃってさ・・・ズルイったらありゃしない。