『あざみの歌』は まだ歌えますか

泣いて、笑って、歌って介護!!そんな日常の過去の記録と
新たに今一度自らを見つめてぼちぼちと戯言なりを綴ります。

時流

2009年08月31日 11時09分51秒 | 日々の出来事
昨日は、ぴぃとバトンタッチする予定で、お昼過ぎに背の君と一緒に選挙へ出かけた。
新しい真っ赤な自転車で、後ろをついて走る。
カコーンカコーンと音がしなくなってスピードも出るようになったけど
そこはほれ、三歩下がって付いて行く。私って古風♪
・・・じゃなくって、横並びが悠々と出来るほど広くはない道のせい。


懐かしい小学校の体育館。
そうそう!今回初めて“出口調査”している所に出会って、アンケートを書いてきた。
「へぇ、出口調査ってあんな風にするんだぁ!」とか何とか
べらべら喋りながら自転車の鍵を入れたポケットに手をいれた。
次の瞬間、私の手に握られていたのは・・・あはははぁ♪


鍵だと思ったら、洗濯バサミだったぁ
(出る直前まで洗濯物干してたもんで


面白い!!と思ったので「ほらぁ!洗濯バサミやぁ♪」って見せたら
背の君はがっくと肩を落としてうな垂れた。そして
「あんたなぁ、ウケを狙ってなくても、おもろいなぁ・・・。」と悲しげに笑った。


ひひっ・・・


誰しも生涯の伴侶には、それなりの理想を持って相手を選ぶのだろうが
理想通りに生きていける程、世の中甘くはないのだよ、背の君!


ほんとに・・・。
定年まであと何年、と具体的に次の生き方を考え始めている彼は
高校を卒業してからずっと今の会社に勤めて来た。
時の流れと共に、殊にここ数年の会社を取り巻く環境は随分と変化した。
ご多分に漏れず、次々と厳しい現実が突きつけられる中で
「このまま、定年になっても、達成感がないなぁ。」とぽつりとつぶやいて
「あいつらに、アドバイスしてやれる事が何もないなぁ。」と寂し気に言った。

お疲れさんだねぇ・・・。
全く、らしくないねぇ・・・。

理想に添えない嫁さんと息子共でどうにも申し訳ない気はするけれど、
そこはほれ、向かい風には立ち向かうのが面白いのでしょう?
華奢でない分、私も風除けくらいにはならぁな


ま、週末、久々に山に行くらしいので、目まぐるしく変化する世とは裏腹に
時流に流されない景色に癒されて、意気揚々と帰って来るに違いない。
・・・それはそれで、また煩いかもしれないけれど・・・


8月が終わる。
けど、凌ぎやすい8月なんて8月じゃねぇっ
ツクツクホーシが鳴く前に、夜中の虫の音がお盛んなんてねぇ・・・。








コメント
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