『あざみの歌』は まだ歌えますか

泣いて、笑って、歌って介護!!そんな日常の過去の記録と
新たに今一度自らを見つめてぼちぼちと戯言なりを綴ります。

ついでに・・・東京だよおっかさん編

2010年05月08日 04時00分45秒 | 日々の出来事
Ⅰの部屋に転がり込んでいるものの、べったり一緒にいる訳じゃない。
それって、けっこうキツイものがあるでしょうよ、お互いに(笑)
ほとんど居ないのが分かってるから、安心して行けるというモノである。

が、彼はそれを少しばかり気にしているらしく
日曜の午後の半日は、せっかく来てるんだからと自分が仕事で出かけた場所に連れてってくれた。
多分、そうでもしないと、おかんは東京観光はしないのがよく分かっているらしい。
なので、私もてらいを捨てて、素直に『東京だよおっかさん』状態に甘んじる。
最初は“銀ブラ”前回は“巣鴨のお煎餅屋さん”そして今回は・・・

             
 まずは、銭形のとっつぁん じゃなくて“平次親分”と側にひっそり寄り添う“はち”の碑。

             
 境内を入ってすぐ左手に何やら近代的なモニュメント?  そう、ここは神田明神。


                  
御奉りしてあるのは“えべっさん”商売繁盛え~べっさん♪のイメージとは少し違う少年の恵比寿さま。

明神さんから降りた所にある茶房で、地下のムロで発酵させた麹を使った甘酒を頂戴し
「酔わないから、おかんも大丈夫や。」とⅠは言ったけど、確かに酔わなかった・・・かも

             
少しだけ歩いてすぐに、湯島聖堂。 そして♪湯島聖堂の白い石の階段♪からニコライ堂を望む 
    湯島聖堂の重厚な門の屋根にはロデムがおりましたよ!左右二匹ずつ。

              

そうしてそれから“ひじりばし”   湯島聖堂とニコライ堂を結ぶので“聖橋”と言うのだという。
♪快速電車の赤い色がそれとすれ違う♪・・・快速電車なのかもこの路線の電車なのか分からない。
それに電車の色はもう違っているらしいし、食べかけの檸檬も放り投げてはいないけれど
さださんの“檸檬”の歌の風景をⅠは見せたかったのだろう。


                  

          しばらく歩いて、青空の下に尚その姿麗しい“ニコライ堂へ”
     ♪姿変われど変わらぬ夢を 今日も歌うか都の空に あぁ、ニコライの鐘がなる♪
いや、藤山一郎の歌の文句まではⅠは知らないだろうが庭の白色だけのチューリップが印象的だった。

それから神保町へと歩みを進め、

           
                 

途中でお団子屋さんの誘惑に負けてテイクアウトだって鯛焼き屋さんには長蛇の列だったもん。
それから歩きつかれて地下へと下る古めかしい珈琲店へ。
木造の店内はBGMもなくゆったりとした時間が流れていた。♪珈琲は確かに美味い♪
けど、息子と来る所ではないような・・・。
しかも、チーズケーキを頼んだらⅠ曰く「うん!おかんのチーズケーキの味や!」って、そりゃないよ

それからまた老舗街へとしばらく歩いていくと

              

仕事をさぼって休憩するから“さぼうる”と言う名のお店。お蕎麦の有名な“やぶ”を通り越して
息子曰く「ほれ、ひびきさんとこ。」母曰く「おお!ここが、響さんのところか!!」(笑)

息子の歩く後をテケテケ付いて行くと、やがて見えたのが“秋葉原”の文字


                 

        おう!ここが秋葉原かっ!!初めてお目にかかります。

アキバを堪能したかと言うかというとそうではなく、ただ駅へと向かっただけ。
あまりの人の多さに尻込みしてしまった。人込みはかなり苦手である。
駅でトイレを拝借。婦人用のではなく紳士用トイレに行列の出来ている様を生まれて初めて見た

そろそろ力尽きたので、後は一目散にⅠの住まいの最寄の駅へ向かい
晩御飯はいつものインドカレーのお店で頂いて帰った。
が、しかし、おかんカレーを散々食べた続きにインドカレーとは
本当にいいのかと聞いたら、インドカレーは別物なのだとか。
確かに彼にとってはもう一つの『故郷の味』らしくパパドとビリヤニは特に懐かしい味らしい。

哀れⅠはこの商店街が気に入って、住まいをここに決めたのに
店の開いている時間に家に居る事はほとんどなく、この界隈で食事したのも前回私が来た時らしい。
ん~・・・どこにあっても働くと言う事は大変な事なのだよ。
掃除洗濯がまともに出来ていないのは落第だけど、まぁあんたも頑張ってると母は思うよ。



かくして、この辺りから私の満腹中枢はすっかり麻痺してしまって現在に到っている。
ヤバイって若いもんと一緒には食べられへんってもう・・・なのに食べるバカ母

今回の『東京だよおっかさんの日』はこのようにして暮れたのだった。

     
コメント (2)
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