はじめてバレエ公演を観た。演目は「くるみ割り人形」。身体の動きまでは見えない席だったので、バレエのすばらしさはわからなかったが、規模が大きく、人目を惹くショービジネスに近いジャンルのものであることは、わかった。 . . . 本文を読む
今年の多田謡子賞は、旧優生保護法被害者の国との闘い、福島第一原発事故で被災した梨づくり農家の苦難の復興、川崎の在日ヘイトスピーチ・ヘイトデモとの闘いの3テーマが受賞した。どれも重大な人権侵害に対する粘り強いの闘いの報告だった。しかし、不安のなかに希望がみえる話でもあった。 . . . 本文を読む
最近、在日クルド人へのヘイト犯罪に関する記事を見かける。さいたま市南部では聞くに堪えないヘイト・デモが行われているという。クルドの人々にとっては恐怖である。安田さんは、こんな事態が許されてよいはずがない、と熱く訴えた。 . . . 本文を読む
毎年秋に開催されるイベント 築地はしご酒。今年で10周年だそうだ。50店が参加し、開催日のみ500-600円のつまみで飲める。回を重ねるにつれ、だんだん若い女性グループが増えてきたように思える。 . . . 本文を読む
今年の「まるごとミュージアム」では、映画・歌舞伎の専門図書館、時計の博物館、佃の歴史と文化的な展示をみた。またこのイベント外だが、地元の合唱団とオーケストラのコンサートを聴いた。文化的な週末になった。 . . . 本文を読む
10月27日投開票された衆議院総選挙、自公は215議席と過半数に達せず、立民は50議席増の148、国民も4倍増の28議席という結果だった。ただ選挙区ごとにみると問題もあり、とくに自民系候補の地元との結びつきの強さを痛感した。 . . . 本文を読む
福井は、戦国時代の朝倉氏の本拠地、もっと前の平安時代には紫式部が京を離れ1年あまり住んだ歴史ある地であり、NHK大河ドラマの舞台として何度も登場した。
わたしが知る映画では「おとこはつらいよ 柴又慕情」のロケ地で、吉永小百合との旅の別れが永平寺口駅で撮影された。なお、福井県内の旧北陸本線が私鉄になっていることをはじめて知った。 . . . 本文を読む
今年3月北陸新幹線金沢―敦賀が開業し、東京から直行で行けるようになった。敦賀は、昔から中国やロシア、さらにヨーロッパへの窓だった。昭和初期に東洋紡の大工場が稼働、戦後は敦賀原発など原発の町になったようだ。いま商業は振るわないようだが、観光の町になる可能性はありそうだ。 . . . 本文を読む
市谷の大日本印刷工場跡地に「市谷の杜 本と活字館」という文化施設が4年前にできた。活字の母型や製本など、印刷のやや専門的な企画展を開催している。市谷の杜という名前だけあり、ビルの合間に小さな森がある。不思議な町が21世紀にひとつ出現したようだ。近所には、柳田國男居跡(現・女子大寮)やクーデンホーフ光子旧居宅(現・公園)もある。 . . . 本文を読む
初めて上野の秋の名物、藝祭をみた。教室会場の場所や時間に迷いアドベンチャー・ツアーに参加したようにワクワクドキドキできた。いくつか珍しいものを見聞きできたので、疲労だけでなく満足感も得られた。 . . . 本文を読む
イスラエルによるガザへの、ジェノサイドとも呼ぶべき殺戮が始まって1年近い。なんとか停戦に持ち込む方法はないものか。
ダニーさんの話は強烈だった。軍隊の本質は、「良い側」と『悪い側」の差別、命令への服従、そして武力だ。宗教と軍隊が結びつくと、どの国でもどの時代でも人間は簡単に鬼になれる。たしかに日本の80年前もそうだった。
しかし人間社会の和平実現への祈りにも似た信念も、同じくらい強さを感じた。 . . . 本文を読む
省エネ・再エネのためのグリーン投資が新たな雇用や産業を生むグリーン・ニューディールについて長谷川ういこさんの解説を聞いた。しかも気候危機問題解決だけでなく、防災・安全保障、持続可能な経済への転換、生活の質の向上、さらに地域分散を促進することで地方自治の要にもなる多方面で効果を発揮するプランは、じつに魅力的だ。 . . . 本文を読む
7月7日投開票の都知事選は、現職小池都知事が得票率42%で圧勝した。小池都政を批判する立憲野党と市民が共闘したが、寄せ付けなかった。ただ、ボランティアとして参加した市民の目線でみると、今回は市民の力を発揮できず、蓮舫候補は無所属にもかかわらず、逆に立憲民主の濃い政党色を実感させる選挙だった。 . . . 本文を読む
山田洋次監督の90本目の作品「こんにちは、母さん」をレンタルDVDでみた。隅田川や下町・向島の風景と人情、音楽や効果音、光と影の映像にも配慮が行き届いた佳作だった。ただ、吉永小百合に下町生まれ、下町育ちの女性を演じさせるのは少々無理があった。 . . . 本文を読む
東京には東京メトロ・都営あわせて13路線の地下鉄が走行し、1日の平均輸送人員794万人にも及ぶ。まさに基幹交通インフラだ。初めて走ったのは97年前の1927年上野―浅草間だった。地下鉄博物館には、重文指定を受けた第1号車もあるし、運転シミュレーターもある。客はたしかに幼児が多いが、おとなも十分楽しめる博物館だ。 . . . 本文を読む