多面体F

集会報告、読書記録、観劇記録などの「ときどき日記」

今年は教科書採択の年、あぶない歴史・公民教科書5点

2024年06月28日 | 日記
今年は4年に1度の中学校教科書採択の年だ。展示会で歴史・公民の見本本をみた。歴史では令和書籍が新たに参入した。まるで、戦前の天皇主権制下の国定教科書のような教科書だ。また公民もいままでふつうだと思っていた出版社も徐々に、「戦争できる国」から「戦争する国へ」とポジションを変えつつあるようにみえた。 . . . 本文を読む
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こまばアゴラ劇場の終焉

2024年06月11日 | 観劇など
目黒区・駒場という芝居にあまり縁のなさそうな場所にあったこまばアゴラ劇場が、5月に閉館した。わたしは30年近く前から時おり青年団の芝居を観に通った。やむを得ない事情なのだろうから、仕方ないことなのだろうが、やはり思い出の場所がひとつ減るのは寂しいことである。 . . . 本文を読む
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陶の魅力に惹かれた国展2024

2024年05月29日 | 美術展・コンサート
今年の国展では、工芸の陶で、スッキリ素朴だが品のある白磁、釉(うわぐすり)のてかり、などいい作品をたくさん見た。染、織、絵画、彫刻などでも自分好みの作品をいくつもみられた。また今回もトークショーに参加でき、作家の話ではじめて知ったことがいくつかあった。 . . . 本文を読む
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無料コンサートも充実していたラ・フォル・ジュルネTOKYO2024

2024年05月17日 | 美術展・コンサート
コロナ禍から復活2年目の今年のラ・フォル・ジュルネTOKYO、外国人観光客も含め人出も多かった。屋外の無料コンサートで得した気分になったもの、初めて聴く楽器との出会いもあった。 . . . 本文を読む
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駒込武の「帝国の狭間の台湾、そして琉球」

2024年05月06日 | 集会報告
台湾有事で注目される台湾、しかしわたしたちは台湾の歴史も現状もほとんど知らない。朝鮮だけでなく台湾も50年も日本の植民地だった。日本の台湾への植民地支配責任を、沖縄の歴史と重ね合わせながら、駒込武さんが解説した。 . . . 本文を読む
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つまみも酒もセルフが原則 立飲み居酒屋ニューカヤバ

2024年04月19日 | 居酒屋・銭湯紹介
茅場町に、特色ありすぎの立飲み居酒屋がある、焼き鳥を自分で炭火で焼き、コインを入れ自分で飲み物を注ぎ、濃度も自分で水や湯で割り調整できる店だ。といっても自販機コーナーのような味気ない店ではない。サラリーマンたちが煙草をふかしながら普通に談笑する明るい店だ。 . . . 本文を読む
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いまは幻、たばこ屋の変遷――たばこと塩の博物館・特別展

2024年04月10日 | 博物館など
いまでは、みかけることがなくなり幻となった町のたばこ屋さん。しかし50年前にはどの町にもたばこ屋があった。この博物館には、まさに「三丁目の夕日」を思い出させる展示がたくさんあった。だが、歴史を遡ると、たばこの国策・専売制度とともに、幾多の変遷を遂げたことがわかる。 . . . 本文を読む
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大事なことは市民が決める 2023札幌の住民投票運動

2024年03月29日 | 集会報告
札幌オリパラ招致の是非をめぐり、市民が自分で決めるため住民投票を実施する条例制定を求める市民運動が2023年に展開された。選挙(間接民主制)と住民投票(直接民主制)は、地方自治をよりよくするため、排他的でなく相互補完の関係にある、という説明は新鮮だった。またこの運動には、市民運動に参加するのは初めてという人が多かったそうだ。その点で、元気の出る報告だった。 . . . 本文を読む
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横尾忠則「ワーイ!★Y字路」展をみて、思う

2024年03月19日 | 美術展・コンサート
神戸の横尾忠則現代美術館には何度か来た。今回は、Y字路シリーズの始まりと進化を示す展覧会だった。1年前の10周年記念展では、キュレーターの「演出」と職業として実践したコマーシャル分野の活動が横尾の美術・芸術の核のひとつになっていると思った。 . . . 本文を読む
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板垣竜太の「植民地支配責任」論

2024年03月08日 | 集会報告
今年の3.1朝鮮独立運動集会のメイン講演は板垣竜太さんの植民地戦争責任論だった。歴史修正主義、嫌韓流・在特会などのレイシズム、植民地支配責任、ダーバン宣言などの関係がよくわかる講演だった。 . . . 本文を読む
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デザイン科の作品に刺激を受けた芸大美術卒業・修了作品展2024

2024年02月22日 | 美術展など
東京芸大美術学部の卒業・修了作品展がコロナ明けで久しぶりに公開で開催された。デザイン科の院生・学生の作品で、驚くような作品、上質の刺激を受ける作品、興味深いものが多くあり、観る時間が足りなかった。観客も多かった。 . . . 本文を読む
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大内裕和の「21世紀型ファシズムと戦争にどう立ち向かうか」

2024年02月18日 | 集会報告
20回目の都教委包囲・首都圏ネットの総決起集会で大内さんの講演を聴いた。内容は、「戦争」突入も意識して運動したほうがよいというショッキングなものだった。また現場の教員から、悲痛な現実をリアルに聞くことができた。 . . . 本文を読む
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永井愛の「パートタイマー・秋子」――揺れる正義感

2024年02月12日 | 観劇など
場違いの下町のスーパーのパートに就いた秋子。店内の権力闘争のドタバタ劇が繰り広げられる。そのなかで、秋子の正義感は揺れ動く。笑いっぱなしの2時間40分だった。 . . . 本文を読む
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新春にコンサートを聴く

2024年01月29日 | コンサート
音大の公開審査も含め、1月に3つのコンサートを聴いた。FMラジオでは「クラシックカフェ」はじめ音楽作品を聴くチャンスがあるが、生演奏は生身の人が目の見える範囲で演奏するので、やはり違う。コンサートを聞き終え、体のなかで音楽が反響しつつホールを後にすると、日々の生活の刺激になることは確かだ。 . . . 本文を読む
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広大な展示面積、53両もの車両がある京都鉄道博物館

2024年01月22日 | 博物館など
京都駅から西へ20分、広大な梅小路公園に歴史的なSLはじめ車両53両が展示されている京都鉄道博物館がある。鉄道の歴史、おとなも子どもも楽しめる体験コーナー、そしてSLが20両もある重要文化財の車庫、見ごたえたっぷりの博物館だ。 . . . 本文を読む
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