散歩写真をBGP(Back ground Photo)に
日々の徒然、主にたべもの。
わたしの居場所~M's Lunch Boxes



貝殻のスタンドに感謝しつつ、高梁の町から30分ほどで
目的地「銅と弁柄の里 吹屋ふるさと村」につきました。

弁柄というのは 酸化第二鉄由来の顔料で
わたくしは陶芸で使いますが、染め物や建築にも使われます。
かつては この吹屋の村の弁柄小屋で 弁柄がつくられていて
近くの笹畝の銅採掘とともに 村が反映していたそうです。

この集落も町並み保存地区になっており 弁柄色の瓦屋根や建物が残されています。



観光用に整備されているとはいえ さほど混雑もしておらず
なんていうのかしら こういう木造のたてものの
ささくれたような感じとか 時間がたっても艶のかわらない瓦とか
こういうものに惹かれるようになったのはいつごろからなのかしら?
ここのようにいわれのあるものはもちろん、何の変哲もない
地元の町を歩いていて たまたま古い家にであったときも
いったい何が?と自問自答しながら 嬉しい気分になっている。



この日はラッキーなことに 日本で最古の木造校舎である旧吹屋小学校が
内部を公開していました。
廃校めぐりも趣味の一つなので さっそく行ってみました。



2012年3月まで現役の校舎として使われていたので 机や備品は最近のものですが
そのつくりはやはりレトロなもので
「ごちそうさん」とか「カーネーション」で ヒロインが子供のころの学校のシーンに
使われていたそうです。
群馬の温泉に行った時なども 山間の廃校を覗いたりしていましたが
なるほどこちらはかなり年代もの。

こういう校舎を見るとき なぜか渡り廊下って好き。



名残の八重の桜と日差しと青い空。
ハナミズキの花から空へ向かって一筋の雲。
この辺りはほんとうにのどかな山村で 時間が止まったような気がしてきます。



レトロなボンネットバスが細い道を抜けていきます。

次は 弁柄小屋とかつて弁柄と銅の採掘で財を成したという豪農のお屋敷
八墓村のロケ地にもなったという 広兼邸に向かいます。




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