国際情勢の分析と予測

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チェルノブイリ原発事故は20秒前の直下型地震が原因?地震兵器による攻撃の可能性は?

2007年08月02日 | ロシア・北方領土
中越沖地震で損傷を受けた柏崎刈羽原発の放射能漏れが問題になっている。現場は首都圏の北西方向であり、仮に冬の北西季節風の強い時期に地震が起きていれば首都圏が危うい所であった。信頼性には疑問のあるソースだが、内海新聞ではかなり深刻な事態が起きている可能性を示唆している。 世界の原発事故の中で最も大規模なのは1986年のソ連のチェルノブイリ事故である。Wikipediaによると、ロシア地球物理学研究所のストラホフ前所長は、事故の約20秒前に小さな直下型の地震があり、原子炉は耐震構造ではなかったために、原子炉で爆発が起きたと主張している。事故の20年後になってこのような報道が行われるのは、真実がやっと表に出てきたのかもしれない。また、事故の最初の爆発の8秒前にマグネチュード2.5の直下型地震がチェルノブイリ地方で観測されているらしい。これが原発内の爆発によるものか、あるいは偶然の地震かで専門家の意見も分かれているようだ。 原発のあるウクライナ北部は山脈のない大平原であり、地震の原因となる断層が存在するとは思えない。また、当時のソ連はペレストロイカを掲げたゴルバチョフ大統領が登場して米ソ関係が急速に改善しており、冷戦体制が終結しつつあった。米国でも反国際金融資本陣営と思われるレーガン大統領・ブッシュ父副大統領体制であり、国際金融資本は冷戦終結を脅威と考えていた可能性がある。あるいは、石油ドル体制の維持を狙う国際金融資本にとっては原子力発電の普及は脅威であり、それ故に攻撃を行う必要があったのかもしれない。もし地震兵器が存在するならば、国際金融資本がそれを用いてチェルノブイリ原発に人工地震を仕掛けて大事故を誘発させたのではないか、という陰謀シナリオの可能性を疑ってみる必要があるのではないだろうか? チェルノブイリ周辺の放射性物質汚染地図を見ると、チェルノブイリの北東側のベラルーシに非常に強い汚染が見られる。この汚染は首都モスクワが放射性物質に直撃されるのを防ぐための人工降雨によってもたらされたという説がある。確証はないが、ソ連には人工降雨の技術が存在することは佐藤優氏が著書で触れているので本当かもしれない。この時期は西風ないし南西風が卓越風であると思われ、人工降雨を行わなければ放射性物質を含んだ空気がモスクワに達していた可能性は非常に高いだろう。 . . . 本文を読む
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