国際情勢の分析と予測

地政学・歴史・地理・経済などの切り口から国際情勢を分析・予測。シャンティ・フーラによる記事の引用・転載は禁止。

2000年以降、歌詞に「日本語回帰」現象 国立国語研究所調査

2007年08月29日 | 日本国内
韓国・釜山旅行記でも書いたが、韓国では商店の看板に漢字やアルファベットがほとんど使われていない。ほぼ全てがハングルである。そして、テレビのコマーシャルや一般の歌謡曲でも英語・日本語などの外国語はあまり使われていないようだ。このような状況は、一般の韓国民に対して「韓国語は英語や日本語よりも優れた言語である」という認識を生じさせる洗脳効果がある様に思われる。私はこのような傾向は偶然ではなく、韓国の支配階層の意志の反映であると考える。欧米や日本に対する強い劣等感を国民が持ち、それ故に外国への移民指向が強い韓国では、このような洗脳を通じて自国の崩壊を防ぐことが必要だったのだろう。 一方の日本では、従来から商店の看板に英語が比較的見受けられるし、新聞広告やテレビのコマーシャル、一般歌謡曲などでも英語・外来語が多用されてきた。自動車の広告でも、欧米で人気があることを売りにしたり、欧米人モデルを多用したりするものが多かったように思われる。このような状況は、一般の日本人に「日本語は英語より劣った言語である」という認識を与えさせる洗脳効果があった様に思われる。この傾向もまた偶然ではなく、欧米諸国を刺激しないために日本国民に欧米崇拝を広めようと言う日本支配階層の意思の表明ではないかと思われる。その過程では電通などの広告代理店が大きな役割を果たしているだろう。 さて、産経新聞の記事によれば2000年以降歌詞に日本語回帰現象が見られるという。これは二人の女性シンガーソングライターを取り上げただけであり、全体の動向を示しているとは言いがたい。ただ、もし全体としてその様な傾向が見られるのならば、それは「もはや欧米を刺激しないために欧米崇拝を国民に行わせる必要は無くなった」と日本の支配階層が考えているのだと思われる。 西暦2000年はブッシュ大統領が当選した年であり、この時点で911やイラク戦争なども計画されていたのだと私は想像する。つまり、第二次大戦後の世界体制が終焉して、日本が名誉ある世界覇権国家群の一員になるというシナリオが米国を含めた世界主要国で採択され、その結果日本国民に欧米崇拝を行わせる必要が無くなったのではないだろうか。 . . . 本文を読む
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