中村みっちゃんの日記(旧赤ハチの日々)

赤いハチロクAE86でサーキット走ってます!サーキット車両製作をメインとするガレージ作業日記+佐賀県グルメ日記!

競技としてのドリフトと楽しむ走り

2022年12月02日 17時12分00秒 | 語り屋
 


競技としてのドリフトについて私が思うこと。
 
ドリフトでの大会は、憧れであり目標でもありました。
そう思ったからチャレンジしてきたんです。
 
ドリフトの大会というのは、その日の一番かっこいい走りをした人が優勝というイメージがあると思います。

 

でも実際はそうでもありません。

見た目の競技ですから、人によって好きずきはあります。

対戦対戦で、審査員が審査員席から見たかっこいいと思った人が選ばれます。

そのかっこいいの観点が微妙なところがあるので、ゾーンとかラインの指定があったりします。この条件の中でかっこいい走りをしてくださいの要求だと思います。

 

随分、昔の話ですが、ドリフト初めて4年~5年は午前中予選落ちしてました。

昔は台数が多かったので1次予選、2次予選、決勝てな感じが多かったのですが、1次予選敗退ばかりで、11時ごろには終了してました。5周くらいして、弁当もらって、13千円支払うてな感じです。なけなしの金払って悔しくて悔しくて。どうしても勝ちたくてたまりませんでした。

そんな中、ギャラリーから2次予選見るとなんでこんな奴に負けたんだ?てのが多く思いました。その日1番ではないとわかっていても、2次予選には行けるだろうみたいには思ったのです。けど見る視点を変えました。審査員席から見るようにしたんです。すると走りが違うように見えたのです。ギリギリ攻めても攻めなくても見た目変わらんじゃんと思ったりしましたね。大会チャレンジしている人たちは、しっかり審査員にアピールできる走りをしています。その頃の、自分は、自分が思った走りを審査員に見て欲しくて、それが評価されなくての繰り返しだったように感じます。自分の中では上手くいったと思った走りが評価されてませんでした。

 

いつも一人で戦っていたので、当時は受け入れにくいことだったので、素直に言えませんでした。勝つ人は、どうやって勝ち上がっていくかは、この当時の4~5年でずいぶん研究したと思ってます。自分の、この時代を知る人はもうほとんどいませんが、この時代の負けは、今でもトラウマでしかありません。

だから大会になると、ついつい今でも考えちゃうんでしょうね。

 

何が正解かは正直分かりません。

こういう勝負事は、車に限らず、負けたら悔しく、勝ったら非難されたりね。

自分でお金払って、自分の意志で大会に出て、そうしたら納得するかなと思ったけど、そうでもなかったりするんです。たくさんの協力があってのこそだと思います。

走行会なんかで、走らせてる車両を見ると、毎回、同じようなラインで走る人もいるし、走らせ方いろいろしてる人もいるし、チャレンジしている人もいる。毎回決まった走りをするひとが、大会出たら、案外ミスが多かったりするし、いろいろ走らせ方知っている人が上位に行ったりする。

大会のこと考えて走ったら楽しさ半減するんです。

けどそれでも楽しめてる人はごく僅か。ほんと尊敬しちゃいます。

 

走行会に行って団体ドリフトとかツインドリとかするじゃないですか。

そんなときでも、前走していたら後ろが走りやすい走り方しますし、後ろが走りにくそうだったらナゼか考えてました。こんなん考えるのは、もう癖としか言いようがありません。

一緒に、走りながらお互いの心理を確認し合うのは、好きなのかもしれません。ただ逃げるだけの走りをするようだったら、遅い車では太刀打ちできないので考えて走っちゃう。

小さな挙動で、相手が焦ってることがわかるし、何考えてるか予想できるようにもなります。

 

 

大会は、勝つか負けるかをはっきりさせられるから嫌ってる人は多いと思います。

レッテルを張られるというかね。

今は、気持ちに余裕が無いと、もうドリフト大会に出たいという思いは、ほとんどありません。

これが自分の本心だけど、みんなから言わせればウソだーとなりそうです。

 

勝負事は、勝つ人がいれば、負ける人も必ずいるということです。

負けてギャラリーしてたあの頃には戻りたくないと思うと、どうしても勝ちにこだわる走りをしてしまいます。自分の走りに拘って勝負することはまず難しいかな。

もちろんカッコいいと思われる走りを意識して走りますが、どうしても追い付かないときに考えるのが、そういうことなのです。

車速くして、もっと楽にいける車に乗ると、もっと自由度があると思いますが、そんな資金力もないしね。

けどカッコよく走りたい、もっとこう走りたいとか、いつも思います。ですが怖くてチャレンジできなかったり、車に言い訳したりとかよくあります。

だからみんな凄いなーと本心から思うし、リスペクトは忘れません。

楽しむと考えれば、スーパー団体的なことが楽しさはあるかもしれません。危険という言葉はついてきますけどね。

 

でも1つだけ勝負事へ導いてくれるものがあります。

それは1号機のハチロクそのものです。

手に入れた時から、ハンドル握ったら勝てるような気がするんです。

そう思わせるのが、ほんと1号機だけなんです。

エンジン触ってもボディ触っても、足回り触っても、なぜかハンドル握ると、イケるよねとなるんです。

なんか湾岸ミッドナイトの悪魔のZてきな話になってますが、スーパー理系男子の私がこういう発言する事態おかしい話ですよね。

 

先日の全国大会で乗った時、久しぶりに、そう思わせてくれました。

 

来年の方針はまだ決めてませんが、気持ち次第で行動は変わっていくと思います。

耐久レースでも出てみよっかと思いよるところです。

 

自分の好きなように楽しみたい、そう思いながら歩んでいこうと思います。