中村みっちゃんの日記(旧赤ハチの日々)

赤いハチロクAE86でサーキット走ってます!サーキット車両製作をメインとするガレージ作業日記+佐賀県グルメ日記!

2022AE86ドリフト日本一決定戦全国大会

2022年10月17日 19時04分38秒 | 大会

2022AE86日本一決定戦

DRIFTチャンピオンズシップ

全国大会に参戦してきました。






場所は、岡山県の備北サーキットです。

4AGクラスの権利を獲得できたので参加できました。

 

金曜日練習走行、土曜日単走予選、日曜日追走予選です。

参加車両は、この日の為に作ってきた1号機。




これいつもめかりPAでの写真
映えてる


 

全国各地から32台エントリー。強者揃いです。

3年連続開催され、毎年参加されている方は、雰囲気見れば慣れてらっしゃる感じが凄い印象的でした。

初参加の私は、新参者な感じでしょうか。

けど久々の1号機で、備北サーキットに到着して、そこに並べられただけでもうれしい気持ちになります。

ちなみに備北サーキット初めて走ります。

1号機も作ったばっかりで不安がないわけじゃない。

だから強気な発言は、絶対できないとでーす笑

 

とりあえず練習走行で走ってみた感想。

動画で沢山見てきた1コーナーは、イメージと全然違ってましたwww

LINKのセッティングも手直し必要で、練習日の午前中は1本だけ上手く走れたけど、それ以外はよくわからず終了。セッティングも暫定だけど決まった。練習日の午後もなんとかかんとか1コーナー続けれてるレベル。こりゃ上手く成功しても良くて中間あたりてとこか。

土曜日、単走予選。午前中は練習走行が2ヒートあるということではじまったのだが、1コーナーアウト側にパイロンを設置するということ。前日横転車が出たから規制するだそう。これでいろんなことが変わった。慣れていない備北、進入位置が変わると、1~3コーナーまですべてが変わります。なんとか練習走行で、1コーナーを繋げているんですが、減速感が半端ないらしい。運転している自分でもよくわかっています。

とにかく怖いんです。練習走行1本終えて、進入が怖いですと仲間内に言いました。珍しい発言です。最後の練習走行、覚悟を決めて奥進入(自分なり)をやってみました。それでは、なんとばっちり決まるじゃありませんか。進入方法を変えずに進入位置を何回も確認して距離感を計ります。よしこれで行こうと決めました。周りからどうこう言われても、できないもんはできないので、できる限りのことでやりきるつもりです。

今回の審査委員長は土屋圭市さんと今村陽一さんです。

ドラミに参加してしっかり審査ポイントを聞きます。ラインやリップポイントです。

ドラミ後に練習はありませんので、修正能力を問われます。2コーナー3コーナーのクリップはきっちりとらないといけないみたいなので、コースイン時と1本練習で試します。

自分の出番の前に、CHOYAの〇川さんが高得点を出します。やっぱり地元の選手です。

さて自分の1本目はどうだったかというと、まず最終コーナーからの立ち上がりで、若干のフラツキを減点され、何を話されているか、聞こえる状態にあったので、走ってて「まじかー」でショック受けます。1コーナーは、練習で決めた通りで思いっきり飛び込み(自分なりに)1コーナー過ぎたら2コーナーのクリップに目線を切り替えてアクセルを戻さず3コーナーで振り返してクリップつきました。気になる点数は99.5点、うん十分な点数。記憶じゃ16台くらい走ってて2番手ぐらいの位置だと。最終コーナーの減点を考えると、さらに高得点を狙えると予想。2本目は最終を慎重に加速させ、同じように1コーナー進入したけどアクセルオンタイミングが早くて若干のアウト側に寄りすぎて2コーナーのクリップを縦に取りすぎ3コーナーのゼブラを跨いじゃいました。でも土屋さんの得点は99.7点。1本目より点数高くもらいました。全4クラス中2クラスが終わった時点で2位の得点。もしかするとベスト8に入るかてとこ。CHOYAの〇川さんが100点走行を出して1位。あと2クラスそれも上位ポイントランカーが揃ってる。審査ポイントにも合わせてくるはず。最後走ったクラスなんかほとんどが高得点だったような。

だから単走の結果は

32台中9位

ぎりベスト8ならず。

みんなが残れる決勝トーナメントなので、結局最後は追走がうまい人が勝ち残れます。

二日目にしてやっと掴めてきたものがあります。

車との対話もどんどん良くなるし、作ったばっかりの車で、何も触ってないのにどんどん良くなってくる。生き物じゃね?と思えるくらいです。






ちょっとここで裏話。

単走2本走り終えてピットに戻っているとき、走れた安堵感というのか久しぶりの気持ちが乗った走りができてそれを評価してもらえて嬉しくて、ちょっと泣いた。最近涙腺崩壊がやばい気がする。オジサン化なのか笑

たくさん協力して作った1号機なので、そのなんていうかな、魂が籠ってるような気がして、この車の不思議なところなんです。機械系人間なんでオカルトてきなことはあんまり言わない人だけどほんとうに不思議なんです。

 

日曜日、追走トーナメント。

そうそう今回3日間とも快晴ですべてドライ路面でした。

私は単走9位なので2回戦からです。

練習走行では備北が地元のサカネ君と2本ほど追走練習ができたので、イメージはばっちり、サイドでのリカバリーも上手く使えてるので距離感を上手く保てれば問題無し。

本番に備えての確認は、きっちりやらないといけません。昨日、今日走ったコースでは、引き出しの少なさは否めないので、引き出しの中を整理しとくことが重要だと思ってます。

この考え方は、正しいかはわかりませんが、自分が勝負しに行く以上、自分の考えで物事を進めていけば納得いく走りになると思ってます。

追走についてのドラミです。

さすが全国大会なだけある、ポイントをきっちり言われました。頭の中で整理できるかなと思ったほどだった。

それでは追走決勝トーナメント開始。

自分2回戦の最後だったので、九州勢を応援しておりました。ですが、次々と敗退していく姿を見て、あんなに頑張ってたのにとか思って、相手も負けたくないのだから、やっぱり勝負なので何が起こるかわからんです。なんとしてでも午後からのベスト16へ残りたい。そう思いが強くなりました。

自分の相手は、東京の方。先行で逃げ切りアドバンテージをもらい、後追いで詰めて、きっちり勝利できました。ボクタクボ選手からの、やったね合図が嬉しかったです。

さてベスト16に進出したわけですが、ここらあたりから心境の変化がありました。

次の相手は、単走1位のCHOYA〇川選手。備北を得意とする地元勢の強豪です。






午前中最後にベスト16の練習走行があったのタイヤを作ります。少し走りすぎたかなと思ったけど、どうもできないのでそのタイヤで本番を挑みます。

決勝トーナメントベスト16が午後から開始されます。

ピットをでるときに九州勢のみんなが1人1人声を掛けてくれました。走る前だったんで冷静に対応してましたが、すごい嬉しくて1人じゃないみんなで戦う団体戦のような気持になりました。製作に携わった1人は、1号機に頑張れと声かけてくれてました。凄く胸に響きました。

いろんな思いがあります、ぜったいに勝つ、そう思うようになりました。16台中2台しか九州勢は残っていませんが、なんとかトロフィ持って帰れるようにと気合は十分でしたし、冷静さはあったと思います。気持ちのコントロールは、ほんと昔の大会で鍛えられたから練習の100%近いことをできます。

慣れない備北サーキットで、どう審査員とギャラリーにアピールできるかは、朝5時起きて考えてました。前日、危機木くんに飲み会を強制退所させられたおかげなのです笑笑

まず後追いから。最終コーナーで懐に入ることができて、ストレートで様子探り、進入合わせたけど、少し小さくなったけど2コーナーで懐に飛び込み、行き場を失ってけっこう危ない状態で3コーナーに振替しました。結果6:4で赤ハチが獲り、追い詰めて、先行スタート、サドンデス覚悟で走り切りました。結果4.5で負けたけど、後追いのポイントで勝利できました。コース上から見たギャラリーからの拍手が自分に向けられてると思うと嬉しくて感動しました。




ちょっとバンパーtoバンパーしてました







なんとベスト8に残れました。

次なる相手は、大阪の強豪ハマシンさん。さてどうするか。熱中症対策の水分を車の中で飲みながら考えました。開けれる引き出しから、出そうとするが、効き目がないものばかりだ。でも開けれない引き出しを使うという選択疑はしない。開けれる引き出しで効果がありそうなものを使うと決めました。






まず後追い。最終コーナーの入りでやたらと速いところがある相手なので、注意して上手く懐に入る作戦です。タックインみたいなのを使って向きを変えます。これ耐久レースで使ったりする技なんです。そんな難しくはないので意識さえしとけばOKです。これで上手く差しながら立ち上がれました。けど相手のストレートめっちゃ速いんだけど。でもギリ離れなかったんでびたっと寄せれました。5.5赤ハチ頂きました。強豪相手にアドバンテージです。

先行です。

作戦2個入れましたが、はい効果はありません。ミスってくれーなんて思いながら走ったんだけど、そんな相手ではありません。4.5赤ハチ。なのでサドンデス。

このとき結構メンタルやられてます。“どうしよう”と思ってしまいました、これがいけなかった。次はこれだと思うことが大事なんだけど、そんなこと考える余地すらなかった。すぐに後追いからスタート。最終コーナーの入りリヤがズリっと滑ってぽんっと置いてかれました。あヤバと思ったら、どうもできない距離にいて、なんとか5分に持ち込めればと思ったけど無理だった。相手がアドバンテージ。

次に先行スタート。作戦考えることもなく、相手アドバンテージだから考えてくるだろうなーなんて思ってミラーみたらやっぱし的な、チーンとやられちゃいました。

勝ちたかったーと思うと同時に、悔しくてね。九州勢は自分が最後の残りだったんで、みんな申し訳なくて。気持ちだけはあったんですけどね。

車の中で涙がどばーと溢れてね、40過ぎのオッサンなんだがね。

落ち着いて、ギャラリーに行ったけど応援してくれた九州勢が、よく頑張ったとほめてくれて、全員と握手してお礼言って、応援してくれいたボクタクボ選手挨拶したら泣いてしまって、それを見たらもらい泣きしてしまった。ここまで熱くさせてくれとことに本当に感謝しかありません。

 

結果として、追走トーナメントは6位でした。






全国大会初参加、初サーキット、リニューアルマシンでこの結果は上出来だと思います。

なにより沢山の仲間に支えられ1号機で戦えたことが嬉しく思ってます。

そして九州のレベルが高い位置にあることも少しは残せたかと思います。

こうやって楽しみながらやってると九州勢まとまってていいねって言われます。

好きなことを本気で楽しみながら、お互いをわかりあって付き合って、協力し合っていくことが自然とできてるのは、ほんといい環境にいるなと改めて思いました。

 

実は今回、私、全国規模の大会への参加は生まれて初めての参加でした。

学生の時決めたドリフトでの3つの目標の1個が“全国大会に参加する”でした。

25年経って叶うことができました。

あの九州大会での神様のイタズラか2号機のイタズラかはわかりませんが、何かが自分に1号機を必要としてくれたのではないかと思います。

3日間1号機と過ごして、なんかずっと会話しているような気分になってました。

どんな思いをさせてくれるのかと思っておりましたが、また最高の心の拠り所になってくれました。

1号機復活に関して携わってくれた方々に、本当に感謝しております。

そして全国大会の応援有難う御座いました。




 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿