昨日は、家中のほとんどのわんこがかなりひどいピーピーになり病院へ走ったり、
義父の家のお風呂が壊れたと聞いて走ったりと、大変バタバタした一日でした。
で、ちょうどその義父の家に向かう途中の道でのこと。
前方に見慣れた黄色いバイクがやってきたなと思ってみていたら…
あ!しょっち~!?
あれ?今日は仕事じゃないの?
そう思いながら声をかけると、

「しまなみ土産です!」
(しまなみ→私が行けなかったツーリング)
お~!ありがとありがと!
私がいつもあそこでハチミツ買っていたのを覚えていてくれたんやね。
で、わざわざ配達までしてくれたんや!
じゃあ、せっかくなんでお茶でも、とそう思ったのですが、
「いや、今から車検でそのために店休んだんですよ。」
と言って、メットをかぶり颯爽と去ってゆきました。
(*^人^*)「しょっち~いつもありがとう!」
で、立ち去るその後姿を眺めつつ、
うん、やはり大きなバイクはかっこよいな~。
わしも次の休みはハーレに乗ろう!
というわけで…
さて、先日お話ししたように無事直って帰ってきたハーレさん。

原因はやはりモジューが働かなくなり火花が飛ばなくなっていたことだだったので、
これはもうパーツ交換しかない。
実は今ついているモジュールは私が後から交換した社外品でノーマルパーツはまだ手元にある。
ですので、それに戻せば、すぐに復活するはずなのですが…
実はこの二つ同じモジュールでもその働きが結構違う。
ご存知ハーレのVツインエンジンは、前後シリンダーで別々のタイミングで爆発しております。
ですので火花を飛ばすタイミングも違うのです。
だから本来は前後独立のコイルを持ち、それぞれのタイミングで火花を飛ばせばいいのですが、
ノーマルではそれらの爆発を一つのコイルで済ましているのです。
ですので、ノーマルモジュールでは前後とも同時に火花を飛ばすようにしているため、
前後どちらかが爆発している間、常に無駄な火花がもう片方のシリンダにも飛んでいることになるのです。
これは部品点数的には少なく合理的ですが、こと爆発力というとチョイと無駄。
だって本来一気筒分の電気をわざわざ半分にしているわけだから。
ですので、その無駄をなくすために、コイルを二つにして、
そしてそれぞれに独立した信号を送り火花を飛ばそうというシステムが考えられました。
そうすれば、より多くの電気で大きな火花を飛ばせるので、爆発力が増す。
つまりエンジンパワーが上がる!
というわけで、今私のハーレについている社外品がそのシステム。
実際その差は明らかで、トータルパワーというよりも、
一発一発の爆発の力強さに明らかに変化が見られました。
具体的には、低速時の乗り味が激変。
それまでも「ダダダダ…」と力強く回っていた後輪ですが、
交換後は「ダダッ! ダダッ! ダダッ!」
と、回るというより、地面を蹴り飛ばすという感じに変化し、
文字通りエンジンの爆発を、より大きく楽しく腰や尻で感じ取れるように!
だから、乗り手としては「うひょひょ~♪」。
この感覚は、回転を上げて行っても感じ取れるのですが、
やはり前述のように低回転でこそより大きく感じることができるので、
結果的に、スピードを上げない方が面白く感じられるわけで、
つまり、一般道でのチョイノリがものすごく楽しくなる!
また結果的に排気音もよりメリハリがつくので、
停車してアイドリングさせているのを聴くだけでも楽しくなる!
(この辺下の動画で聴いてみてね)
こういうカスタムの方向は、ハーレ以外のバイクではまず無いように思います。
だから、それまで高速道路を馬鹿みたいに飛ばしまわる乗り方をしていた私なのに、
気が付けば、下道をのんびりドコドコ移動しては停車してはハーレを眺めてぼ~っとする。
そういう乗り方がメインとなる風に激変。
おかげで、世間的にも、安全面でも、そしてお財布的にも、免許証的にも優しくなって一石何鳥?
そういうこともあり、このモジュールというか点火システムノーマルに戻すのには抵抗があったのです。
ですが、今回の故障の原因がモジュールの設置場所(エンジン基部)から来る熱のせいだとしたならば、
新品部品を入れてもまたいつか同じように壊れてしまうだろうから、
今回は潔くあきらめてノーマルに戻すことにしたのです。
ですが…
その後意外な事実が判明!
交換の前にもう一度よく調べてみると、モジュールはきちんと通電がある。
なのにコイルに火花が飛ばないということは…
どこかで断線?
そこで怪しい場所を調べると案の定!
つまり今回の故障は、モジュールの故障ではなく途中の断線!
そういうわけで、その個所をつなぎ直すとエンジンは無事復活!
ヽ(^∀^)ノ
ちなみに、その断線個所はコイルの裏側の接続箇所。
「ああ!そうか!やっぱあの時と同じ場所か!」
(実は以前もここで断線し、今回同様56君にドナドナしてもらったのです。)
というのも、私のハーレはエンジンの振動をフレームに伝わりにくくするために、
エンジンがフレームにゴムで固定されている「ラバーマウント」というもの。
ですがそれは結果的に、エンジンから延びている配線類にしてみると、
片側が固定された状態で常に激しく振動を与えられていることになるので、
ストレスが溜まり溜まって断線しやすい状態となるのです。
なるほどな~。
というわけで、お気に入りの点火システムでまた乗り回すことができたのは大変うれしい!
今後は、定期的にコイル裏の箇所はチェックせねばなと思いつつ、
機嫌よくエンジンをかける私なのでした。

*おまけ動画*
ハーレ 独立点火アイドリング音 88年式FXR
義父の家のお風呂が壊れたと聞いて走ったりと、大変バタバタした一日でした。
で、ちょうどその義父の家に向かう途中の道でのこと。
前方に見慣れた黄色いバイクがやってきたなと思ってみていたら…
あ!しょっち~!?
あれ?今日は仕事じゃないの?
そう思いながら声をかけると、

「しまなみ土産です!」
(しまなみ→私が行けなかったツーリング)
お~!ありがとありがと!
私がいつもあそこでハチミツ買っていたのを覚えていてくれたんやね。
で、わざわざ配達までしてくれたんや!
じゃあ、せっかくなんでお茶でも、とそう思ったのですが、
「いや、今から車検でそのために店休んだんですよ。」
と言って、メットをかぶり颯爽と去ってゆきました。
(*^人^*)「しょっち~いつもありがとう!」
で、立ち去るその後姿を眺めつつ、
うん、やはり大きなバイクはかっこよいな~。
わしも次の休みはハーレに乗ろう!
というわけで…
さて、先日お話ししたように無事直って帰ってきたハーレさん。

原因はやはりモジューが働かなくなり火花が飛ばなくなっていたことだだったので、
これはもうパーツ交換しかない。
実は今ついているモジュールは私が後から交換した社外品でノーマルパーツはまだ手元にある。
ですので、それに戻せば、すぐに復活するはずなのですが…
実はこの二つ同じモジュールでもその働きが結構違う。
ご存知ハーレのVツインエンジンは、前後シリンダーで別々のタイミングで爆発しております。
ですので火花を飛ばすタイミングも違うのです。
だから本来は前後独立のコイルを持ち、それぞれのタイミングで火花を飛ばせばいいのですが、
ノーマルではそれらの爆発を一つのコイルで済ましているのです。
ですので、ノーマルモジュールでは前後とも同時に火花を飛ばすようにしているため、
前後どちらかが爆発している間、常に無駄な火花がもう片方のシリンダにも飛んでいることになるのです。
これは部品点数的には少なく合理的ですが、こと爆発力というとチョイと無駄。
だって本来一気筒分の電気をわざわざ半分にしているわけだから。
ですので、その無駄をなくすために、コイルを二つにして、
そしてそれぞれに独立した信号を送り火花を飛ばそうというシステムが考えられました。
そうすれば、より多くの電気で大きな火花を飛ばせるので、爆発力が増す。
つまりエンジンパワーが上がる!
というわけで、今私のハーレについている社外品がそのシステム。
実際その差は明らかで、トータルパワーというよりも、
一発一発の爆発の力強さに明らかに変化が見られました。
具体的には、低速時の乗り味が激変。
それまでも「ダダダダ…」と力強く回っていた後輪ですが、
交換後は「ダダッ! ダダッ! ダダッ!」
と、回るというより、地面を蹴り飛ばすという感じに変化し、
文字通りエンジンの爆発を、より大きく楽しく腰や尻で感じ取れるように!
だから、乗り手としては「うひょひょ~♪」。
この感覚は、回転を上げて行っても感じ取れるのですが、
やはり前述のように低回転でこそより大きく感じることができるので、
結果的に、スピードを上げない方が面白く感じられるわけで、
つまり、一般道でのチョイノリがものすごく楽しくなる!
また結果的に排気音もよりメリハリがつくので、
停車してアイドリングさせているのを聴くだけでも楽しくなる!
(この辺下の動画で聴いてみてね)
こういうカスタムの方向は、ハーレ以外のバイクではまず無いように思います。
だから、それまで高速道路を馬鹿みたいに飛ばしまわる乗り方をしていた私なのに、
気が付けば、下道をのんびりドコドコ移動しては停車してはハーレを眺めてぼ~っとする。
そういう乗り方がメインとなる風に激変。
おかげで、世間的にも、安全面でも、そしてお財布的にも、免許証的にも優しくなって一石何鳥?
そういうこともあり、このモジュールというか点火システムノーマルに戻すのには抵抗があったのです。
ですが、今回の故障の原因がモジュールの設置場所(エンジン基部)から来る熱のせいだとしたならば、
新品部品を入れてもまたいつか同じように壊れてしまうだろうから、
今回は潔くあきらめてノーマルに戻すことにしたのです。
ですが…
その後意外な事実が判明!
交換の前にもう一度よく調べてみると、モジュールはきちんと通電がある。
なのにコイルに火花が飛ばないということは…
どこかで断線?
そこで怪しい場所を調べると案の定!
つまり今回の故障は、モジュールの故障ではなく途中の断線!
そういうわけで、その個所をつなぎ直すとエンジンは無事復活!
ヽ(^∀^)ノ
ちなみに、その断線個所はコイルの裏側の接続箇所。
「ああ!そうか!やっぱあの時と同じ場所か!」
(実は以前もここで断線し、今回同様56君にドナドナしてもらったのです。)
というのも、私のハーレはエンジンの振動をフレームに伝わりにくくするために、
エンジンがフレームにゴムで固定されている「ラバーマウント」というもの。
ですがそれは結果的に、エンジンから延びている配線類にしてみると、
片側が固定された状態で常に激しく振動を与えられていることになるので、
ストレスが溜まり溜まって断線しやすい状態となるのです。
なるほどな~。
というわけで、お気に入りの点火システムでまた乗り回すことができたのは大変うれしい!
今後は、定期的にコイル裏の箇所はチェックせねばなと思いつつ、
機嫌よくエンジンをかける私なのでした。

*おまけ動画*
ハーレ 独立点火アイドリング音 88年式FXR