まるは の ココロ

ああだこうだの工作日誌

次なるヘッドホンアンプ 136

2014年05月05日 | Weblog

 ラジアルリードタイプの電解コンデンサ、それもオーディオ用のを、わざと

ソケット化して、取り付けてみて丸1日たちました。

今まので経験上、最初は2時間、次に数時間、そしてその次が24時間越えた頃から

違う変化が起こるのですが、今回は事情が違う様子でした。

 

 ぼわついた低域、抜けきらない中域、こもった高域、何ら変化が感じられません。

このような事は始めてです。

電解コンデンサの足の接触不良を考えられますが、それであれは元と変わりない音が

しなければなりませんから、これも違うようです。(厳密には、mΩレベルでは差があるはずですが)

気温や気圧の変化が激しいので、体調不良の疑いもあるのですが、他のヘッドホンアンプでは

いつもの音がしています。

(私は、ハンダ、電線の違いを聞きわけられません。電解コンデンサも極端な差であればわかり

ますが、音は右耳が13KHz、左耳が18KHzまでしか聞こえませんので、世の中には数百KHzの発振を

判別できる方さえいらっしゃるようですが、私にはとうてい無理な話ですから、そもそも

比較するのが間違いなのかと思うほどです)

 

 このままエージングを続けて(単にFMラジオが音源)1週間放置となりました。

さて、これで違いが出るといいのですが、期待薄のような気配がしてなりません。

 


次なるヘッドホンアンプ 135

2014年05月05日 | Weblog

 次なる実験をしてみることにしました。

電解コンデンサは今だによく分からない部品のひとつです。

と言いますのは、ラジアルリードタイプ、つまり、足が付いていて、基板に挿し、ハンダ付けする

事によって固定なり、他の部品と繋がるわけですが、そのハンダ付けの過程で、熱が加わり

ますが、それによって電解コンデンサが変性?変質?すると言われています。

メーカーのデータシートでも、ハンダ付けしたあと、自己修復されて本来の性能になると

記されていますが、本当に熱を加えなければ、本来の性能のまま動作するのでしょうか。

 

 都合が良いことに、電解コンデンサを半分だけ取り付けたタンデム・タガメがありますので、

そこに、IC丸ピンソケットを1個ずつ切り離してハンダ付けしてみました。

 

そこに、少しだけ長めに足を切った電解コンデンサを挿してみました。

これならば、熱の加わりようがありませんが、逆に酸化することで接触不良が起こる可能性も

あります。

 

タガメ仕様は、電解コンデンサを31個取り付ける事が出来るようにしていますが、この基板では

16個しか載せていません。そのうち、電源周りだけに6個だけ足してみることにしました。

 

 実は、この基板はエージングを続けています。

今回作業のため1時間ほど電源を落としましたが、再度動作させてみました。

 

 エージングした16個と全く新品の電解コンデンサを6個足してみて、予想では、あまり変化がない

だろうと思ったのですが、ずいぶん変化がありました。

 ぼけぼけの音です。高域は篭もり、中域も抜けがさっぱりです。低域は少し強調された様子ですが

ボワボワとピークが出ているような音で、たったこれだけの作業で、これほど変化が出るとは

思いませんでした。

 

 これでは、ハンダ付けして、電源入れたばかりの電解コンデンサの音と大差ありませんが、

流石に起きたばかりの電解コンデンサに期待するのは間違いですので、

このまま数時間エージングしてみることにします。