バスブーストを組み込んだ頒布基板改造の0db HyCAAですが、オペアンプの
仮想グランドを抵抗ではなく、レギュレータを使って可変型としました。
試作用・偽FCZ基板?を台にして、レギュレータ基板を縦に設置して、電解コンデンサを
横に並べる事で、屏風の裏側に納まるようになりました。
屏風の裏側にプラ板を貼ってそこに固定してもよかったのですが、分解するために
コネクタなどを付けておかなければなりませんので、メインの基板側からジャンパ線を
立てて、プラス側とマイナス側だけで保持するようになっています。
実際には、電源コネクタがあるので、その上に乗っています。
さて調整です。
12AU7のカソード電圧を実測すると、左4.19V/右4.60Vとばらついています。
暖まった状態でこの電圧のため、中ほどを取るという事で、レギュレータの電圧は4.40V
とする事にしました。
(実際には、右プレートと電源の間に抵抗を入れて、カソード電圧を揃えるようにするのが
本来の調整方法なのですが、様子を見る事もあって、そのままにしました)
音的には、高域の歪みがなくなりました。
バスブースト回路も効いているので、非常に低域もよく出るようで、+HV 0dbHyCAAより
わずか高域が足りない感じは受けますが、比較せず単体で聞くには十分なレベルの
ように思えました。