まるは の ココロ

ああだこうだの工作日誌

次なるヘッドホンアンプ 143

2014年05月26日 | Weblog

バスブーストを組み込んだ頒布基板改造の0db HyCAAですが、オペアンプの

仮想グランドを抵抗ではなく、レギュレータを使って可変型としました。

 

 

試作用・偽FCZ基板?を台にして、レギュレータ基板を縦に設置して、電解コンデンサを

横に並べる事で、屏風の裏側に納まるようになりました。

屏風の裏側にプラ板を貼ってそこに固定してもよかったのですが、分解するために

コネクタなどを付けておかなければなりませんので、メインの基板側からジャンパ線を

立てて、プラス側とマイナス側だけで保持するようになっています。

実際には、電源コネクタがあるので、その上に乗っています。

 さて調整です。

12AU7のカソード電圧を実測すると、左4.19V/右4.60Vとばらついています。

暖まった状態でこの電圧のため、中ほどを取るという事で、レギュレータの電圧は4.40V

とする事にしました。

(実際には、右プレートと電源の間に抵抗を入れて、カソード電圧を揃えるようにするのが

本来の調整方法なのですが、様子を見る事もあって、そのままにしました)

 

 音的には、高域の歪みがなくなりました。

バスブースト回路も効いているので、非常に低域もよく出るようで、+HV 0dbHyCAAより

わずか高域が足りない感じは受けますが、比較せず単体で聞くには十分なレベルの

ように思えました。

 

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次なるヘッドホンアンプ 142

2014年05月26日 | Weblog

少しだけ先を進んでいる+HV 0dbHyCAAですが、バスブーストを組み込んだ0db HyCAA

違った方法を試しています。

といっても、真空管のプレートに正規の電圧を掛けるため、+12VからICを使った昇圧回路を

付けて、電圧を供給しているのですが。

 

(抵抗とコンデンサの番号を修正しています)

こちらは、カソードとオペアンプの間にコンデンサが入っているので、単電源動作させている

オペアンプに仮想グランドを使用しています。

予想では30mA以下しかR104に流れないとふんでいたのですが、予想より電流量が多く

1/4W抵抗ではぎりぎりのようです。せめて1/2Wが必要です。

ただ、田舎の部品屋にあった高圧部品は、いまひとつ音的に気に入りませんので、

かねてから別のコンデンサに交換したいと思っていました。

 増築?に増設?で基板裏はこのような有様です。

まぁ、実験用ですから、ネジ3本を外して基板を裏返すだけで作業できるので

楽といえば楽ですが、そろそろ酷いなと思うようになってきました。

でもまだ実験は必要です。

頒布されている0dbHyCAA基板の入力側にも、この種類のコンデンサを使用して

なかなか良い感じの音がしましたので、高圧用を入手しました。

メタライズドポリプロピレンフィルムコンデンサ2.2μF250V

しかし、ちょっと大きすぎる感がありますし、容量も大きすぎたかなと若干気になるところですが

試してみなければ分かりませんので、テストという事で、基板裏にずらずらと並べる事にしました。

 

 音的には予想どおりのものとなりそうです。元のフィルムコンデンサは、音にピークがある感じなのと

中域から低域にかけてすっきりしない感があったのですが、メタライズドポリプロピレンフィルムコンデンサ

ですとそれが相当改善されている様子でして、すっきり抜けの良い音がしているようでした。

 バスブーストも他のぺるけ(改とかくべきかな。たがめ、たいこうちetc)と比較しても、劣らない音と

なってきましたので、エージング後が楽しみという所です。

 

 オペアンプも交換してみました。これをチェンジニストっていうのですね。

なるほど、型番によって音が相当違いますし、どれが正解なのかも分かりかねますが、

そのときいいなと思った物が、ベストなのでしょう。

 

 あとは、仮想グランド回路をオペアンプとトランジスタを使った物にするか、

専用ICにするか、どちらかにするつもりです。

 

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