さて電源が決まった所で、今度はヘッドホンアンプ側に手を入れる事にしました。
極力オリジナル重視(といいつつ、電解コンデンサなどが違っていますが)なので
パターンを切って部品を追加する事だけはやめていたのですが、使っている
カナル型のイヤホンでももう少し低域ガ欲しいところです。
入力側の電解コンデンサを大きくするのも方法ですが、あまり大きな違いは
なさそうなので、回路的に手を入れる事にしました。
左側がオリジナルの回路で、右側が今回改造した回路です。
ローブースト回路を追加しました。
ただ、オペアンプなので、仕上がりゲインが変化してしまうので、若干定数が妙な事に
なっています。
そして最もやっかいな事は、元のグランドラインが仮想グランドとなってしまうので、
オペアンプの4ピン、つまり、-Vccは「電源マイナス」に繋ぐ必要がでてきます。
ということは、パターンをかなり切る事となり大変な作業となる模様です。
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ブログを確認してみると、予定項がアップされていて更新したものがアップされていない事に
気づきました。よくわかりませんが、変だな変だなと思っていたのがこれだったとは。
また画像も、自分の回路図と、配線図CADとずいぶん違う事に気づき、
我ながら、なにやってるのかな状態です。
度々ですが、失礼いたしました。
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R102は回路図の値と若干違っています。
これも好みと使うイヤホン、ヘッドホンによって違ってきますので、回路図の値の方が
良い場合もありますので実験で試すしかありません。
個人的には、12KΩではなく、10KΩに代えました。
これまたオペアンプによっても音の違いが出てくるようなので、OPA2134では
これくらいの周波数からブーストする方が、より自然な印象を受けたのは意外でした。
構造上、基板の裏側に部品を付けるスペースがないため、部品側は大変な事になっています。
裏側は極力触りたくなかったのですが、パターンを切り、ボリューム グランド、入力グランド、出力グランド、
真空管のグランドを、電源ラインから切り離し、配線が飛び交うこととなりました。
そして追加した、フィルムコンデンサの種類が違っていたと分かったのは、出来てからでした。
1個だけ違うとは恐れ入りましたし、確認しなかったのは痛いミスでしたが、鳴らしてみると
違いなど分からない有様で、耳はますます当てにならないなと思うようになりました。
結局は、他のヘッドホンアンプと大差ない物になってしまいましたので、
これが良いのか悪いのかは、判断が付かないところです。