◎隙間自体が落ちて行き広がって行く
OSHOバグワンが隙間の覚知とその後を描写している。
まず前提として七チャクラは、肉体、エーテル体、アストラル体、メンタル体にそれぞれ存在する。サハスラーラ・チャクラは、各ボディに存在するのだが、遊園地の順路のように肉体サハスラーラ・チャクラを突破すれば、次はエーテル体ムラダーラ・チャクラというようにすべてのボディ上のチャクラを飛ばさずに進むものではないようなので、以下の文でいうサハスラーラ・チャクラとはメンタル体上のそれを言うのだろうと思う。
よってサハスラーラ・チャクラとその開花時の宇宙全体との隙間は、個と宇宙全体との隙間に相違ないのだろうと思う。
『サハスララの開花がはじめてやってくるとき、それはあなたとは別の何ものかだ。未知で、なじみのないものだ。それは、あなたに浸透してゆく。あるいは、あなたがそれに浸透してゆく。あなたとその開花とのあいだにはひとつの隙間がある。だが、その隙間はだんだん落ちてゆき、あなたはその開花と一体になる。そうなったら、あなたはそれを自分に起こっている何かだとは見なくなる。あなたがその起こることになるのだ。それは広がりつづけ、あなたはそれと一体になる。』
(瞑想-祝祭の芸術/バグワン・シュリ・ラジニーシ/メルクマールP169から引用)
OSHOバグワンは、インド・チベット伝統の隙間論を展開しているわけだが、隙間が意識の上で認知されたら、その先は隙間自体が落ちて行き広がって行くと説明していくわけだ。その広がりは最後は宇宙全体に拡大するのだが、この点こそ体験し何が起こっているのかわかっている人間しか描きえないところである。