アヴァターラ・神のまにまに

精神世界の研究試論です。テーマは、瞑想、冥想、人間の進化、七つの身体。このブログは、いかなる団体とも関係ありません。

冥想道手帳 ダンテス・ダイジ-8

2023-02-11 06:46:39 | ダンテス・ダイジの風光

◎宇宙意識の神学的表現

 

冥想道手帳の続き

『【宇宙意識の神学的表現】

 

宇宙意識は限りない愛であり、自由それ自体である。愛と自由とかいう言葉を抽象的観念的なものと誤解しないでほしい。愛は絶対の実在それ自身であり、自由は、実在のあらゆる具象化している姿に他ならない。

 

そして、本当に冥想された絶対愛は、その中に、あらゆるものについての一切智を内包している。また、絶対自由は、それが具体化する時、ただちに無限のエネルギー、力を実感せしめる。それらは、あくまで全身全霊なる実感そのものなのである。

 

 愛・自由

愛・智恵・力・自由

 

つぎに宇宙的愛の内容をさらに情的に確認すれば、絶対なる愛の中には、安心があり 歓喜がある。言語を絶する静かな安心と限りない歓びなのだ。

愛・安心・歓喜・智恵・力・自由

 

君が愛や自由に合一した時、君は、生まれて始めて、とめどもなく清らかな涙、ぶち抜けた解放的な笑い、言いようのない悲しさと喜び、深い深い静寂、本当に生きているんだという実感を疑いようもなく体験することだろう。』

(冥想道手帳 MEDITATION WAY MEMO ダンティス・ダイジから引用)

 

宇宙意識とは、ニルヴァーナのこと。西洋の翻訳もので、宇宙意識をニルヴァーナという意味で使っているケースはあるが、一般には顕在意識、潜在意識、集合的無意識などあって、その先の宇宙意識のことかと想像されがちなところはあるのではないだろうか。

 

ここで、ダンテス・ダイジは、7チャクラの関係性を説く。

 

愛・自由

愛・智恵・力・自由

愛(アナハタ)・安心・歓喜・智恵(アジナー)・力(ムラダーラ)・自由(スワジスターナ)

 

さて、安心・歓喜はチャクラに配当されていない。

この冥想道手帳の後の部分にメンタル体の各チャクラの配当を論じているところがある。それが、曰く、メンタル体チャクラにおいては、その一つ一つが神界の現れ。また愛(アナハタ)・智恵(アジナー)・力(ムラダーラ)・自由(スワジスターナ)は、完全なる神の四つの現れ云々。

 

さらにダンテス・ダイジは、六神通力のチャクラをも次のように論じている。

漏尽通:サハスラーラ

宿命通:アジナー

天眼通:ヴィシュダ

他心通:アナハタ

天耳通:マニピュラ

神作通:スワジスターナ

六神通力は、超能力だが、人間のパワーの作用し得るカテゴリー区分としては傾聴に値する。そしてこれを見ると、力(ムラダーラ)が含まれていない。六神通力を見るといつも思うのだが、漏尽通は煩悩が尽きて生まれ変わることがないステータスなのだから、どう見ても超能力ではない。その辺が力(ムラダーラ)が含まれていない理由であって、気がつく人は気がつくのだろう。

またそれは、クンダリーニのエネルギーコードの謎にも連動してくる。

 

また、ここで愛(アナハタ)・智恵(アジナー)・力(ムラダーラ)・自由(スワジスターナ)

は、悟り直結の上方3チャクラでもない。これは彼がこれを書いた当時、必ずしも冥想修行者は悟り(ニルヴァーナ)を目指すべきであるという方針ではなかったためかもしれない。

 

というのは、ダンテス・ダイジは説法の初期には、ライフスタイルの悟り、すなわちその人が最も自分らしい生き方を生きることを『ライフスタイルの悟り』と称して認めていたが、ある時期から人類滅亡の危機をより深刻に感じたせいか、これを認めず、ニルヴァーナのみを標榜すべきだというより厳しい方針に転換したという経緯がある。

 

また、最初に愛・自由を置いているが、行法としては、念仏などのマントラ禅(マントラ・ヨーガ)が愛狙いで、臨済禅(公案、定力など)が自由狙いであったということもある。

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