◎クンダリーニは体温計のように、ゆっくりと、連続的に上昇する
OSHOバグワンの“I Am the Gate Chapter #5 冥想と内なる覚醒への道”の仮訳の続き。
ポイントは以下。
- クンダリーニが準備できていても、使うことが危険な場合は、他のルートを使う。
- マハーヴィーラもブッダも、クンダリーニについて一度も語らなかった。キリストはクンダリーニについて知らず、老子はそれについて聞いたこともなかった。
- クンダリーニは連続性を持つ、それはまるで体温計のようだ。それは体温計のように、ゆっくりと、ゆっくりと上昇する。その通路は連続したもの。
- ブッダは決してそのクンダリーニの通路を使わなかったが、彼はチャクラが突然跳躍しながら機能することについて語った。あるチャクラから別のチャクラへと、人は飛び移る。連続性はない。
クンダリーニは、作用の仕方が多用で影響範囲が広いので、危険度が高いのだろう。「直接的」な方法とは、どういうものなのだろうか?
『(仮訳)
下降するエネルギーは常に暴力に向かいます。上昇するエネルギーは常に愛、理解、思いやりへと向かいます。
だから、この方法は間接的な方法なのです。それは非常に多くの扉を通って作用します。もしあなたのクンダリーニが使えるなら、この方法はそのクンダリーニを使います。それはその道筋をたどります。柔軟性があるのです。この方法は絶対的に柔軟です。もしあなたのクンダリーニが準備できていて、使うことができない場合、もしそれが危険な場合は、それを使うことはありません。その時は他の道、他のルートがあります。他のルートを使うことができるのです。
それらの他のルートは名前が付けられていません。なぜなら、古代の教えではそれらを使ったことがないからです。しかし、他のルートは存在します。マハーヴィーラはクンダリーニについて一度も語りませんでした。ブッダもクンダリーニについて一度も語りませんでした。キリストはそれについて知らず、老子はそれについて聞いたこともありませんでした。彼らは他のルートを通ってきたのです。
ブッダが通った道は、クンダリーニを通ったものではありえません。彼のセックスは彼にとって完全に退屈なものとなり、彼はセックスに全く興味がありませんでした。そして、それは当然のことでした。なぜなら、彼の父親は彼のために王国中の非常に多くの美しい娘を手配したからです。美しい娘は皆、彼の宮殿にいました。彼はただ嫌気がさしたのです。それは当然のことでした。誰もがそのようになれば嫌気がさすでしょう。彼はセックスにとても嫌気がさしたので、同じエネルギーが転換できるとは考えられなかったのです。
彼はそれを試みたことがなかった。そして、たとえ誰かが彼に性エネルギーは神聖なエネルギーになり得ると言ったとしても、彼は耳を傾けなかっただろう。なぜなら、彼は性についてあまりにも多くを知っており、彼にとってそれには神聖なところなど何もなかったからだ。それはただ肉欲的なものだった。ブッダは別の道を使った。彼はクンダリーニについては全く語らなかったが、中心、チャクラについて語った。彼はチャクラのために働いた。
もしあなたがクンダリーニのために働くなら、そこには漸進的なプロセスがある。クンダリーニは連続性を持つ、それはまるで体温計のようだ。それは体温計のように、ゆっくりと、ゆっくりと上昇する。その通路は連続したものである。
ブッダは決してその通路を使わなかったが、彼はチャクラが突然跳躍しながら機能することについて語った。あるチャクラから別のチャクラへと、人は飛び移る。連続性はない、人はただ飛び移るだけだ。この跳躍のプロセスゆえに、ブッダは全世界を非常に新しい方法で捉えた。彼は、世界には連続性などなく、ただ跳躍があるだけだと言った。』