アヴァターラ・神のまにまに

精神世界の研究試論です。テーマは、瞑想、冥想、人間の進化、七つの身体。このブログは、いかなる団体とも関係ありません。

神人合一の実感を語る-2

2025-01-10 13:10:01 | 現代冥想の到達点neo

◎夢の宇宙はあのようにも戯れる

(2021-11-18 )

 

ダンテス・ダイジ-『今でない今、ここでないここで』の続き。

 

『無限の中には

時間も空間も因果律も存在していない

無限の中に

宇宙の果ては

私の小指の長さにあり

 

千億光年の天体生命の光茫が

私の肉体の心臓の一鼓動とともに

生まれ来たり滅び去る

 

熟したリンゴの樹の果実が

地面から枝へと昇る

 

神の絶対無の中に

夢見続ける宇宙

 

夢の宇宙はこのように戯れ

夢の宇宙はあのようにも戯れる』

(絶対無の戯れ/ダンテス・ダイジP116から引用)

 

無限という言葉は日常感覚で問題にする人は少ない。その実感が『時間も空間も因果律も存在していない』であって、それを敷衍したのが、宇宙の果ての長さが小指だったり、遠距離の辰星が鼓動とともに生滅するということ。

世界樹は、根を上にして、枝葉、樹冠を下にする。林檎の実が熟していく姿は、根源から生へと進み、やがて根源なる死の世界へと帰って行く様。この辺は集合的無意識におけるビジョンなのだろう。

絶対無という言葉は、哲学者西田幾多郎が多用した。元は無であって、ニルヴァーナ。そこで有は夢であり、夢の夢なる戯れを繰り返す宇宙。

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