アヴァターラ・神のまにまに

精神世界の研究試論です。テーマは、瞑想、冥想、人間の進化、七つの身体。このブログは、いかなる団体とも関係ありません。

生者の霊衣と生死

2025-01-09 06:51:18 | 浅い霊感から神人合一まで

◎病気回復と左翼系、共産主義系

 

出口王仁三郎の霊衣の説明。霊衣とはアストラル体のことなのだろうと思うが、生者の霊衣は丸く、死者(亡者)の霊衣は三角ということで、死んでも残るボディということでもあり、第三身体アストラル体が霊衣なのだろう。

出口王仁三郎は、霊衣の厚い薄いと、形の円いのか三角なのかで病人が回復するかどうかを見るという。病気は、第二身体エーテル体(気)の要素もあるはずだが、ここではほとんど論じていない。(肉体⇔エーテル体⇔アストラル体相互に呼吸がある)

彼は、大病人であっても神徳ある人が神恩を謝し、神の大恩を忘れず生きれば、病気も本復し再生するが、神恩を忘れた瞬間に霊衣をはぎ取られ死亡するとする。これはすさまじい。

 

さらに、神に反対したり信仰者の妨害をする人は、霊衣は薄くなり、形は三角になっていくものだという。無神論国家とは、神に反対したり信仰者の妨害をする国家であって中国、北朝鮮のようなのが典型。ただし日本のような信教自由の国家にあっても左翼系・赤系は無神論標榜だから、同様の傾向があるのだろう。左翼系・赤系でなくとも、無神論の人は、日本と自由主義国家に少なくないから、神仏を恐れることなく神仏に反対したり信仰者の妨害をすることはあるのだろうと思う。

ここで、出口王仁三郎は、そうした人の将来を思い、左翼系・赤系、無神論者の説得を何回も試みたが、まずうまくいかないので、『霊魂の因縁性来と云ふものは、如何ともする事が出来ない』(縁なき衆生度し難し)と慨嘆している。

この辺が、世界人類の生存確率が三分の一と言われる原因なのだろう。古神道では、悪人を殺さず、説得(言向け和す)するのだが、結局うまくいかないケースが結構あるのだ。

こうしたメカニズムを踏まえ、ダンテス・ダイジは、共産主義を邪境と呼んだのだろう。

 

以下出口王仁三郎の霊衣説明。

霊衣

 

現界に生きて居る人間の霊魂を見ると、現人と同形の霊体を持つて居るが、亡者の霊魂に比べると一見して生者と亡者の霊魂の区別が判然とする。生者の霊体(霊魂)は、円い霊衣を身体一面に被つて居るが、亡者の霊体は頭部は山形に尖り三角形の霊衣を纏うてゐる。それも腰から上のみ霊衣を着し腰以下には霊衣はない。幽霊には足がないと俗間に云ふのも此理に基くのである。

 

又徳高きものの霊魂は其霊衣極めて厚く大きく光沢強くして人を射る如く、且つ能く人を統御する能力を持つて居る。現代は斯の如き霊衣の立派な人間が尠いので大人物と云はるる者が出来ないのである。

 

現代の人間は追々と霊衣が薄くなり光沢は放射する事なく、恰も邪神界の神々の着てゐる霊衣の如く、少しの権威も無い様に霊眼で見られるのである。

 

大病人などを見ると其霊衣は最も薄くなり、頭部の霊衣はやや山形になりかけて居るのも今迄沢山に見た事がある。いつも大病人を見舞ふ度に、その霊衣の厚薄と円角の程度によつて判断を下すのであるが百発百中である。何程名医が匙を投げた大病人でも、其霊衣を見て厚く且つ光が存して居れば其病人は必ず全快するのである。之に反して天下の名医や博士が生命は大丈夫だと断定した病人でも、その霊衣が稍三角形を呈したり、紙の如く薄くなつて居たら、其人は必ず死んで仕舞ふものである。

 

故に神徳ある人が鎮魂を拝受し、大神に謝罪し、天津祝詞の言霊を円満清朗に奏上したならば、忽ちその霊衣は厚さを増し、三角形は円形に立直り、死亡を免れ得るのである。かくして救はれた人は神の大恩を忘れた時に於て忽ち霊衣を神界より剥ぎ取られ、直ちに幽界に送られるのである。

 

自分は数多の人に接してより、第一に此の霊衣の厚薄を調べて見るが、信仰の徳によつて漸次に其厚みを加へ、身体ますます強壮になつた人もあり、又神に反対したり人に妨害をして、天授の霊衣を薄くし、中には円い形を稍山形に変化しつつある人も沢山実見した、自分はさういふ人に向つて色々と親切に信仰の道を説いた。されどそんな人に限つて神の道を疑ひ、却て親切に思つて忠告すると心をひがまし、逆にとりて大反対をするのが多いのである。之を思へば何うしても霊魂の因縁性来と云ふものは、如何ともする事が出来ないものと熟々考へるのである。』

(大正一四・五・二一号 瑞祥新聞から引用)

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