アヴァターラ・神のまにまに

精神世界の研究試論です。テーマは、瞑想、冥想、人間の進化、七つの身体。このブログは、いかなる団体とも関係ありません。

流浪者の故郷 STRANGER IN THE STRANGE LAND

2025-01-04 03:54:27 | 現代冥想の到達点neo

◎最高峰を表現する

(2016-03-18)

 

ダンテス・ダイジの未公刊詩集「老子狂言」から

『流浪者の故郷

 

STRANGER IN THE STRANGE LAND

我れこの異郷にありて見知らぬ旅人となり

恋がれる故郷を忘れつつある

 

神は神の意志自体で、私に現れ、

あるいは一つとなる!

 

私にはなすすべがない・・・

私があらゆることどもを可能にできたとしても・・・』

(老子狂言から引用)

 

故郷は個人であり、異郷は神である。神人合一にあって、そこは異郷と表現される。

ここでは得意の「未知」や「見知らぬ」という言葉は出てこないが、想像される景色は同じだ。

 

「神は神の意志自体で、私に現れ」とは、如来という語感そのものだ。

 

そして神にありては、「忘れつつある』。

 

本当に「今ここ」にあるということは、この絶対的な孤絶感、言葉にできない未知に満ち満ちていること、そして全能であるが無力の如くである、『感覚』があるのだろう。その『感覚』のない「今ここ」は、逆に疑わしいと思う。

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