◎人類絶滅と世界の裏ボス
ナオキマンはじめコヤッキーなど各youtuberのヤバい世界の秘密や都市伝説ものを何本か見た。こうしたものは雑誌ムーと同じで、ある一線を越えず、決して窮極にまで突っ込んでいかないという特徴があるように思う。だからエンタメなのだと思う。
こうした不思議関連のエンタメ・コンテンツに触発された人は、昔は、伝統宗教や新興宗教の門をたたいて、中にはカルトに入ってえらい目にあった人もあるだろう。でもどんな教団、組織に入っても生きる情熱が一定以上あれば、窮極、悟り、ニルヴァーナ、神、仏を目指し続けるものではないのだろうか。
最近の不思議関連のエンタメ・コンテンツを見てもう一つ思うのは、最後にぐれんと返る一厘の仕組とは何かとか、人類削減して5億人になったとしても人間そのものに多数悪人が混じっていたら今と同じ地獄絵図の地球ではないのかとか、などと考えないのだろうかということである。
さらに全人類滅亡については次のような疑問が湧く。
様々な人類の人口削減策が言われているが、それを企画遂行している人たちは、全人類滅亡を目指しているのかいないのか。換言すれば、その企画遂行側の人たちは、昔のように巨大飛行機や巨大潜水艦に乗り組んで何か月か危機をやり過ごして生き延びようとしているのか。
あるいは、自分らも死ぬことを予定し、全人類滅亡が完成したら、イザヤ書のように地球あるいは他の天体で、新たな芽の人類でやり直そうと考えているのか。
実際youtubeなどの不思議関連のエンタメ・コンテンツを見ている人の中には、そのような疑問を持っている人が相当数いるのだろうと思う。
人類救済計画は大別して2種あり、一つはイザヤ書タイプの人類絶滅してその後やり直して至福千年、もう一つは、古事記タイプのカタストロフィーはあるが現人類が絶滅することなく存続して至福千年というもの。
とかくyoutubeなどの不思議関連のエンタメ・コンテンツは、DSの実態とか、世界のラスボスとかを知りたがるが、知ったところで、自分にどんなに金があろうが、権力があろうが、名声があろうが、みじめで情けない自分に変わりないのだ。
まずは冥想が優先。
もうひとつ、SNSの発達で“何でも真実を知るのが善いことだ”みたいな風潮があるが、知らない方が幸せなことも多い。知らぬが花。
米大統領選挙では、ヒラリー対トランプ、バイデン対トランプ、カマラ対トランプの3戦連続して、ほとんどの米日マスコミはアンチ・トランプに回った。先の自民党総裁選挙では、マスコミはほとんど高市下げに回った。先般の兵庫県知事選挙では、マスコミは、ほとんど斎藤元知事下げに回った。などなどマスコミの奇怪な動きを最近連続して見ることが多い。
このようなイベントを経て、マスコミは報道しない自由のもとに真実を隠ぺいしているなどと批判されることが多い。
ところが、企業でも役所でも報道した結果の世間や国民の反応を考えて、報道しなかったり、報道内容を変えることは普通である。
さて、現実には3種ある。実際に起こった現実(関係者しか知らない事実)、マスコミが報道した現実、霊界で起こった現実(霊能力者しか知りえないが、これは現界で起こった現実とはやや相違しているという)。一般にマスコミ情報を現実として我らは生きているのであって、今後SNSの隆盛とマスコミ弱体化が進行すれば、かえって我ら大衆は今以上に何が正しくて何が間違っているかわからなくなるのではないだろうか。
また何でも真実を知るのがよいことという風潮は、とかく露悪趣味や弱い者いじめに陥りがちなものである。また事件関係者の立ち直りを阻害することになりがちである。成熟した日本人なら知らぬが花の意味を承知しているだろう。
中国のテレビでは、交通事故の怪我人の負傷具合までもろに見せることがあるが、日本では、一部TV会社を除いてそういうことはない。一部TV会社では外国人が幅を利かせているからだろうか。
youtubeなどの不思議関連のエンタメ・コンテンツは、いずれ世界の終末の様子や人間の救済の実際とか、この地獄的な時代から千年王国に進化するプロセスの開示を求められていくのではないか。