アヴァターラ・神のまにまに

精神世界の研究試論です。テーマは、瞑想、冥想、人間の進化、七つの身体。このブログは、いかなる団体とも関係ありません。

言霊の妙用

2022-12-27 16:38:54 | クンダリーニ・ヨーガneo
◎精妙なる感覚

クンダリーニ・ヨーギは、世界を変成する代表的な手法として言霊を用いる。

『神は万物の言霊にして、言霊なり、道(ことば)なり。宇宙に充ち満つるを以てミチ(道)とも謂ふ。

人は天地経綸の主宰者として生を享けたるものなり。

故に言霊の妙用を解してこれを実地に応用する時は、天地万物を自在に動かすことを得べく、地震、風雨、雷電を駆使する如きは実に易々たる業なり。』
(雑誌神霊界/出口王仁三郎から引用)

として、アオウエイ以下75声の解説を行っている。日本語の声は正音であるからこれを駆使し得るが、外国語は正音でないから、外国人は言霊の妙用はできないとしている。はたして、西洋錬金術師や中国錬金術には、言霊の妙用に類似したのは、とりあえず見かけはないようではあるが、ないはずがない。

『はじめに言葉ありき』で言葉=言霊は、旧約聖書でも同じ。精妙な技術であればあるほど、その舞台となる存在レベルは門外漢の想像できるレベルではない。

龍樹は、隠身(身体が見えなくなる)の青薬を師匠からもらって、その香気を嗅ぎわけることによって70種の成分から成ることを指摘したが、そうしたレベルの繊細さについて来れるくらいでないと、ものにはなりはすまいということだと思う。
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