◎不動明王のポジション
(2017-06-21)
本山博は、体外離脱から悟りまでを端的に説明している。
『1.スシュムナーを通ってクンダリーニが目覚めても、初めは霊体と肉体ははっきり分離していない。
2.下腹部で水蒸気、炎が動き身体が非常に熱くなる。クンダリーニがサハスラーラを抜ける。
3.神気と合一したクンダリーニのエネルギーが身体の外に出て、霊体も身体の外に出る。この時アストラル・プロジェクションやカラーナ・プロジェクション(メンタル体離脱が起こる)この段階で、生命の危険をともなう事態が起こることもある。
先祖の因縁はカラーナの世界までいかないとわからない。
4.さらに進むと、悟りの世界に入る前に身心霊のすべてが、クンダリーニ+神力で焼き尽くされる。不動明王の境地。
このままの状態で終わったらインドのグルでも焼け死んでしまうこともある。
5.不動明王の境地を超えないと悟りにはならない。
6.霊能者は霊的な自分を持っているが、悟った人は自分がなくなる。』
(スピリチュアリティの真実 本山 博/著 PHP研究所P50-58を抜粋』
こうしたクンダリーニ・ヨーガの簡易な説明は非常に珍しく、ダンテス・ダイジもここまでかみ砕いた説明はしていない。
誰かのクンダリーニ・ヨーガにおける各ボディとステップについてズバリの説明はないものかと思っていたが、ここまできっぱりと書いているとは・・・・。
不動明王は、密教系において重要なポイントに位置しているが、ここまで特徴と位置を平易に説明してくれているとは、驚きである。
人類の進化で、そういう時期になったということなのだろう。
ただこのステップを現代科学で証明する術はない。将来、万人の感受性が普通に霊体を感知するようになれば、万人にとって肉体以上のものは、当たり前になるのだろう。