アヴァターラ・神のまにまに

精神世界の研究試論です。テーマは、瞑想、冥想、人間の進化、七つの身体。このブログは、いかなる団体とも関係ありません。

冥想十字マップ狂言について-4

2022-12-16 06:50:51 | アヴァターラ神のまにまに
◎神の非時間的な歴史的進化

空間的進化について述べた次は、非時間的な歴史的進化。人類の文明の進化を語る。
人類の文明の進化では、人間ボディの進化という観点もはずすことができず、前提として10チャクラ説がある。
10チャクラ説は、7チャクラ+3である。+3は、太ももチャクラ、ふくらはぎチャクラ、足裏チャクラであって、動物であった時のチャクラともいわれ、未悟の者には関係のないチャクラとされる。

以下の文明論は、周期と言う名で文明の特徴を表現している。周期は、10チャクラにシンボライズされると見れる。

第一周期と第二周期については言及がないが、動物のチャクラとして置いたのではないかと思う(一個足らないが)。第三周期以下の照応は、
第三周期:ムラダーラ・チャクラ
第四周期:スワジスターナ・チャクラ
第五周期:マニピュラ・チャクラ
第六周期:アナハタ・チャクラ
第七周期:ヴィシュダ・チャクラ
第八周期:アジナー・チャクラ
第九周期:サハスラーラ・チャクラ
第十周期:次の鳥の第一周期

アトランティス文明は、第三周期と第四周期であり、感情人間の文明として進化を遂げた。今から約1万2千年前にアトランティス文明は、アトランティス大陸沈没と同時に滅亡。

現代文明すなわち近代西欧文明は、知性人間の時代として過去1万2千年継続しているわけだが、それは第五周期にあたり、第六周期に向かおうと悪戦苦闘している。第五周期は、権力欲、自己実現の文明であり、第六周期は愛の時代であり、至福千年、七福神の幸福の時代。
第七周期以降の文明については、社会形態、社会通念が全く変わってしまうだろうから、物質文明としての描写はできず、冥想ステップとして表現するしかないと思う。

また大雑把な話として、下方三チャクラ(ムラダーラ、スワジスターナ、マニピュラ)は、悟り志向の求道者にはあまり重視されないという説もあるにはある。

冥想十字マップ狂言の続き。
『ここまで来たら、
ついでに、
時間と空間に分割できぬ、
神の非時間的な歴史的進化についても、
狂言しよう。

アトランテス・アメンティー・タントリズムでは、アトランテス文明を人類の初めとする。
したがって、人類進化の周期は、
第三周期から第九周期までの、
七つのステップを持ち、
第十周期は、
新しい鳥の
第一周期となる。

第三周期
力とは肉欲のことであり、肉欲とは、根本無明の渇望のことである。
力の鳥は何かを求めて鳴く。
(肉体は、肉体を求めて行為する。)

第四周期
意志とは生命意志のことである。
生命とは意欲のことである。
生命の鳥はあたりまえに鳴く。
(それゆえ、汝は世界を生きる。)

第五周期
情熱とは権力欲のことである。
権力欲は愛憎を通過して、
愛情に変容する可能性を持つ。
情熱の鳥は甘美に鳴くが、
今や激しく叫ぶ。
(叫びは、一つの産みの苦しみだ。)

第六周期
愛とは、あなたさえも含んだあらゆるものである。
愛の鳥は石ころの微笑だ。
いつまでも、あなたの死を待っている。
(神は悪魔とファックしている。)

第七周期
調和とは、本当の自由だ。
自由とは、闇の夜のカラスだ。
自由のカラスは恐ろしい静寂の中で、
大声で笑って世界をくだく。
(沈んだ大地を嘆くなかれ。)

第八周期
智恵とは、無限の光だ。
無限の光は、無限の直観だ。
智恵のイーグルは、
柔和なるハトに変容しようとしていて、
すべての終りをも慈しむ。
(終息とは、何か新しいものへの予感だ。)

第九周期
もともと語るべき鳥はいない。
(何と多くの鳥達が戯れていることか!)

第十周期
サイクル・クンダリニー・ニルヴァーナ・マーヤー、果てしなき空即是色。
(限りなき空の中に、新しい鳥が、密かに降りて来る。)

浮世狂言は語られ続けている。
あの世狂言も語られ続けている。
あらゆる時と場に、
まるで、
狂言ではないかのように。
いくたびとなく・・・
いくたびとなく・・・』
(アメジスト・タブレット・プロローグ/ダンテス・ダイジp194-198から引用)

以下の各周期の説明は、そっくりそのまま照応する各チャクラの説明となっている。
【第三周期】は、力
【第四周期】は、意志
【第五周期】は、権力欲、情熱
【第六周期】は、愛
【第七周期】は、自由
【第八周期】は、知恵
【第九周期】では、鳥はいない
【第十周期】は、新しい鳥

これは全体では八であり、八番目に新世界を持ってくるのは、ヘルメス文書のポイマンドレスを思わせる。

またチャクラは、10個あるいは7個確定ということではなく、それ以上ある。またチャクラは、肉体、エーテル体、アストラル体、メンタル体にのみ存在する。ただし肉体チャクラを検出することはできない。

仮に一ボディ七チャクラとした場合、4ボディで合計28チャクラだが、チャクラの意味と言った場合、28チャクラすべてに意味を付したものは寡聞にして知らない。密教系で、チャクラの意味を書いているものはあるが、せいぜい7チャクラ程度であって、かつしっくりくる意味づけをしているものはなかった。

その点で、ダンテス・ダイジの七チャクラの意味づけは、文明論、人類の進化、人間の心理と行動と覚醒に向けた発達を踏まえたものであってバランスが良いと思う。

現代文明のテーマは、自己実現たるマニピュラ・チャクラから愛のアナハタ・チャクラへの移行である。
それは、社会での自己実現を通して、自我を極大化させ、この世の不条理に直面させ、自我の死を実現することである。その先に愛がある。

それは、第五周期(マニピュラ・チャクラ)から第六周期(アナハタ・チャクラ)への移行なのだが、それには1万2千年を要すということであって、今まさにその分水嶺を越えようとしている。第六周期とは、愛の時代であり、霊的文明であり、至福千年であり、七福神の楽遊びの時代であり、みろくの世。

『神は悪魔とファックしている。』という表現は、下衆だと思う人もいるかもしれないが、天国と地獄の結婚であって、古神道でも西洋錬金術でも普通に出ている見方。

第七周期では、すべてを棄てないと本当の自由はないことを示す。その後、新たな大地があるのだろうが、『沈んだ大地を嘆くなかれ。』。

第八周期のイーグルは、ヤキ・インディアンの世界のイーグル。すべてを知って、すべての終りをも慈しむが、そこで『終息とは、何か新しいものへの予感だ。』という感慨を楽しむ。

第九周期では、言葉で表現できないものをなにもかもなしとして、ニルヴァーナを語っているように思う。

第十周期は、新時代、新サイクルの始めだから、神もマーヤもすべてを含む種子のこと。
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