◎闇の秘密の岩石よ
ダンテス・ダイジの未公刊詩集「老子狂言」から
『ミステリーかな純文学かなSFかな
七つのステップの欲望
七つのステップの欲望 吉凶禍福
ロック・アンド・ビート
欲望の消えるビート
意識のサエルビート
闇の秘密よロック
闇の秘密の岩石よ
岩石の生よ、岩石の死よ!』
(老子狂言から引用)
人間が宇宙全体となったり、人間が苦しんだり足掻いたり、あまりの歓喜に呆然となったり、何もかもないことに気づいたり等々いろいろあるが、そういう極大と極小、あるいは夢と現実、それも夢だったということが、上掲『ミステリーかな純文学かなSFかな』。
こうした悲喜こもごもの人間ドラマと宇宙ドラマは、七つのステップの欲望からすべて展開していくのであって、通俗的には吉凶禍福という見方もできる。
七つのステップの最初の方では、欲望を肥大化させつつ欲望の消えるビートが鳴り、
七つのステップの最後の方では、意識のサエルビートが必要となる。
闇の秘密とは、石ころの心から、慈悲・愛をはじめ、あらゆるものが展開することだろうか。
古事記の黄泉平坂の戦いでは、巨大な岩石が生と死を分ける場所として置かれた。
天照大御神が隠れた岩屋の扉は、光と闇を分ける岩石でできていた。
一般に岩石、石は真理のシンボル。賢者の石よ。闇の秘密よ。