アヴァターラ・神のまにまに

精神世界の研究試論です。テーマは、瞑想、冥想、人間の進化、七つの身体。このブログは、いかなる団体とも関係ありません。

死のプロセスと成道と中有行きの分岐-1

2024-04-08 06:19:34 | ジェイド・タブレット

◎ジェイド・タブレット-10-7

◎垂直上昇への仕掛け-7

◎すべてを失う自我の死

 

死のプロセスは8段階あって、前半は肉体レベルのイベントで、後半は微細身(エーテル体、アストラル体)のイベント。8段階終了後に見神、見仏イベントが発生する。そこから、ニルヴァーナに至るかどうかはまた別の話。

 

留意すべき点として、次のポイントがある。

1.肉体死とは、脱身(肉体からの離脱)の一種だが、悟らない(ニルヴァーナに至らない)ケースでは、アストラル体で離脱する。

2.肉体死においてメンタル体から離脱するケースでは、悟ることができる(神人合一、ニルヴァーナに至る)。ただし、メンタル体からの離脱と悟りは、同義ではない。

3.悟りとは、自我の死のことでもあるが、自我の死には短時間の呼吸停止、脈拍停止があるようだ。

4.自我の死とは、自分が死ぬことだけでなく、宇宙も死ぬ、社会も死ぬ、財産も家族も名誉も失われること。

5.自分の死と他人の死は全く異なる。なぜなら他人が死んでも、宇宙が死ぬわけでもなく、社会も死ぬわけでもないからである。他人の死への思い入れもほどほどに。だが、他人の死が悟りのきっかけになったケースはわりにある。

6.意識、無意識という事で言えば、意識は生の世界、無意識は死の世界。呼吸停止、心拍停止して、耳元で大声で「意識をはっきりしろ、意識をしっかり持て」(チベット死者の書)とどなるのは、無意識のままでは、肝心要の神仏との出会いに気がつかないからである。

 

以下に示す死のプロセスは、チベット死者の書本体にはなく、付属文書の方にある。私は「ダライ・ラマ 死と向き合う智慧/地湧社」の死のプロセスで参照している。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« チベット死者の書の特徴 | トップ | チベット医学のチャクラ »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ジェイド・タブレット」カテゴリの最新記事