唐史話三眛

唐初功臣傳を掲載中、約80人の予定。全掲載後PDFで一覧を作る。
その後隋末・唐初群雄傳に移行するつもりです。

安史の乱後の軍団相関

2014-03-14 11:37:16 | Weblog
安禄山-史思明の反乱により、唐朝の軍団の関係は大きく変化した。
①.反乱から歸附した盧龍軍系が河北に分據
 幽州[李]魏博[田]成徳[張]相衛[薛]永平[令狐]他に汴州張獻誠や能元皓
②.征討の主力となった朔方軍系が唐朝を擁して主流派に
 朔方・河中・邠寧[郭子儀]河南[李光弼]澤潞[李抱玉]
③.反乱に同調しなかった平盧軍系が東方を占拠
 淄青[侯希逸]淮西[李忠信]汴州[田神功]
④.安西より出征してきた諸軍系が分立、しかし山東・四鎭以外はやがて消滅、四鎭は朔方系に
 山東[萊瑱]四鎭行営[李嗣業-衛伯玉-馬璘]河東[王思禮]
⑤.雑軍
 魯や李奐・尚衡等
①や③は反唐朝的色彩が強く、唐朝はその制圧に努力することになったが、③は軍兵の統制には
欠けるが、將領には親唐分子[侯希逸・李忠臣・田神功等]が多く働きかけやすかった。
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