らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

台湾旅行(10)「十分」と「九份」

2019-05-13 | 旅行

台中観光で日月潭湖畔の文武廟を見学した後、バスで4時間ほど北上し、台北市の西に位置する新北市の「十分(じゅうふん)」へ行きました。
途中で、ガイドさんが説明されたポイントを車窓から撮影した画像を2枚ご紹介します。

最初は、1999年9月21日に発生した大地震で地滑りが起きたところです。
特に斜面沿いでは、隆起した軟弱な地面が低い方に崩れ、地滑りが多発して多くの建物や道路などが被害を受けたそうで、このような地滑りした所は20年経っても木が生えないと嘆かれていました。
地震国日本でも共感できるので撮影しました。

・地震で山崩れがあった個所です。


台北101
台北101(タイペイいちまるいち)は、台北市信義区にある超高層ビルで、「101」の名称は、地上101階建てと言うことでこれが由来となっています。高さは509.2m、地下は5階まであるそうです。
建設段階の名称は台北国際金融センター。7年間の工期を経て、2004年に世界一の超高層建築物として竣工しました。
設計は李祖原建築事務所、施工は熊谷組を中心としたJVにより行われた。総工費は約600億元(日本円では2400億円くらいでしょうか?)

・車窓からの「台北101」超高層ビルです。(升を8個重ねている形が特徴だそうです)


「十分(じゅうふん)の天燈上げ」
新北市十分の「天燈上げ」は観光客に人気のスポットです。
台湾ではランタン(天燈)に願い事を書き、空に飛ばすと願いが叶うとされており、十分駅はそのメッカとされている場所です。
十分駅は単線の平渓線が通っており、列車は日中約1時間毎に上下線1本がこの駅を行き交っていますが、列車がいない時間帯には駅から約300mの線路沿いに観光客の入場が許されており、この場所が写真撮影やランタン飛ばし(天燈上げ)を行うポイントになっています。

線路沿いには、飲食店・民芸品店・ランタン店は合わせて140軒あり、これらは線路すれすれの場所に位置しており、列車入線時には写真を撮る人や手を振る人で賑わいます。
ランタンは150元~、日本円にして約600円~(2017.8現在レート)であり、その色によって願い事の種類が分かれています。

・丁度列車が入ってきたので係員が記念撮影してくれました。(顔は隠しておきます)


4人一組でランタン(天燈)に願い事を書き「天燈上げ」を行います。
十分で何故、天燈を上げるのかというと、実は十分は神様の住んでいる場所に一番近い所と言われており、その神様に一番近い場所から天燈を上げると願いが叶うと信じられているのだそうです 。

・このように4人一組で四角いランタンの各面に願い事を書き、中のランプに火をつけて上昇させます。


大きなランタンの右側が私たちの組が上げたランタンです。


十分での「天燈上げ」の後、バスで1時間ほどの所にある「九份」の町へ行きました。

「九份」
九份(きゅうふん)は、台湾北部の港町基隆市の近郊、新北市瑞芳区に位置する山あいの町です。
この町は100年ほど炭坑で栄えた町ですが、現在は食堂や可愛い中華の雑貨やレトロな雰囲気が漂う町として観光客に人気がある観光スポットとなっています。

・このように狭いアーケード街となっており、観光客でごった返していました。


「阿妹茶楼(あめおちゃ)」
この茶房は「千と千尋の神隠し」のモデルとなったと言われている茶芸館です。
九份を代表する老舗茶芸館で豎崎路の階段道沿いに位置し、 瓦屋根に連なる赤提灯が魅せる独特な雰囲気を醸し出すお茶屋の「阿妹茶楼(阿妹茶酒館)」は、 かつての金鉱工場をリノベーションし再生しています。
こちらでは、お茶の時間を楽しむのはもちろんのこと、食事を楽しむことも可能です。
以前、宮崎駿
監督作品の「千と千尋の神隠し」の湯婆婆の油屋のモデルになったと噂され、 店側も全面的にそうPRしているため、常にジブリ映画ファンや日本人観光客に人気のお店となっているようです。



「阿妹茶樓」
湯婆婆の屋敷のモデルになったとも言われている阿妹茶樓(あめおちゃ)です。
阿妹茶樓(あめおちゃ)の入り口の横に飾ってあるこのお面は、カオナシのモデルになっているとか、いないとか。



湯婆婆の屋敷のモデルとなったと言われている「阿妹茶楼(あめおちゃ)」の建物です。



「阿妹茶楼(あめおちゃ)」から眺めた基隆港です。


炭坑に使われたトンネルです。
宮崎駿監督の千と千尋の神隠しにもトンネルが登場しますが、このトンネルがモデルとされているそうです。