今日から令和2年度が始まります。
例年だと、各会社では新入社員が集っての入社式を行い、新社会人の門出を祝うなどの明るい話題で賑わいますが、今年は行政からの「3つの密(密集、密着、密閉)」を避ける行動要請を受けて自粛する事業所が増えるのではないでしょうか?
また今日はエイプリルフールで嘘が許される日でもありますが、それも「冗談なんかを言っている場合か!」と怒鳴られそうな、何となく沈んだ空気を感じる4月1日となりそうです。
それも、これも全てが新型コロナウイルスの感染拡大によるものであり、とても残念です。
残念と言えば、先日は全国の老若男女に人気があったコメディアンの志村けんさんがコロナ肺炎によってお亡くなりになりました。
改めてコロナウイルスの怖さを感じた次第です。
一日も早くコロナ感染の恐怖が解消し、元の活気ある経済活動ができるようになって欲しいものです。
「4月1日の読み方」
ところで、人名に今日の日にち、「4月1日さん」があるようです。
何と読むのかご存じでしょうか?
実は、4月1日と書いて「わたぬき」と読むそうです。
その謂れは、4月1日になると綿の入っている着物を脱いであわせの着物に着替えるからだそうです。
江戸時代までは、衣替えの季節は旧暦4月1日だったようで、この日に冬用の綿入れから綿を抜いた衣に替えることから「わたぬき」と言う言葉が生れたと言うことです。
4月1日と書いて「わたぬき」と読む名前の人は全国で10名ほどおられるようです。
「現在の衣替え」
なお、現在では衣替えは6月1日ですが、参考までにこの日になった経緯を書くと、これは、明治になって役所が作ったマニュアルの中で決められたことからのようです。
明治になって、日本人が近代化の中でにわかに洋服を着るようになりましたが、どのように着るのかその着方が判らない人が続出したことから、役所が洋服の着方についてのマニュアルを作りました。
その中に、「衣替えは6月1日とする。」といった内容が記されていたようであり、そこから「6月1日は衣替え」という常識が生まれ、現在に至っているということです。